動かしていいの?動かしてはいけないの?
手首を痛めた方は、手首がどうなっているのか分からないと不安になりますよね。
手首を痛めたとき、動かしてもいいのか、動かさない方が良いのか、医学的な正解は
痛みがあるうちは動かすな
ということになると思うのですが。
私、個人の経験と過去の患者さんとのやり取りの経験から言うと、
痛みを把握して、激痛にならない範囲で動かすと治りやすい
ということです。
この手首の痛みは不用意に動かすと、激痛が走って危険を感じます。
でも、ゆっくり意図的に動かすと、
ここまでは大丈夫、ここから先は痛い
というのが把握できるようになります。
痛みと言うのは、くると分かっていれば耐えられますが、不意打ちで痛むと驚きと共に痛みを強く感じます。
不意に動かした痛みは、増強された痛みなんです、不意打ちという。
だから痛みと向き合った方が安心安全なんです。
ゆっくり動かして、痛みを確認しながら動かすと、場合によってはだんだん痛みが無くなってきます。
血流が悪いと痛みが強いのですが、動かしているうちに血流が良くなることもあるのです。
でもだからと言って、スポーツをガンガンやりましょうということではありません。
仕事やスポーツをやっている時は、アドレナリンが出てあまり痛みを感じません。
しかし、痛くないのではなく、痛いはずなのに無理して動かせているだけなのです。
だから、ケアの仕方も知らないままに、スポーツなどで酷使することは、悪化するだけなのでお勧めしません。
手首の痛みも、人それぞれで、安静にしていたらそのうち治る人もいます。
でもその場合の安静も、私は完全な安静ではなく、きつい痛みを避けて痛まない範囲では適度に動かすというのが適切な安静だと思っています。
完全に固定してほとんど動かない(お風呂の時にすら動かさない)ようにした人は多分悪化すると思います。
でも病院で、軟骨が…靭帯が…と言われてしまうと怖くて動かせなくなるんですよね。
だから、動かしてもいいのか怖いけど動かしたいと言うひとには私の施術を受けてもらいたいんです。
な~んだ、動かしてよかったんじゃん。
何をおびえていたんだろう今まで。
ってなる患者さんがあまりにも多いですからね。
症状が軽い人だろうと思われるかもしれませんが、手術予定の人も施術を受けて、手術を回避している人も沢山います。
とにかく、安静にして良くならない人は、出来る範囲で動かしてみてください。
動かして調子がよさそうなら、お医者さんに言われたこと疑ってみてもいいのではないでしょうか?