逃げちゃだめ
自己ケアが難しいです。
私が施術をすると、その場で痛みがなくなる方は、痛みの原因はやっぱり筋肉にあるのです。
私の施術も100%効くわけじゃないのですが、施術後に痛みがなくなるのはちゃんと効いているのです。
私が力になれない人は、施術をしても痛みがなくならない人。
他にも、そもそも施術の前にどの動きが痛いですか?と言っても、動きで痛みが出ない人です。
「片頭痛のように急にズキーンズキーンと痛むんです。」
とかいう人は、私が力になれる痛みではないのです。
施術をして触るたびに痛みが消えていった人は、筋肉のケアで良くなる人です。
でもそこから先、ちゃんと痛みがない状態が続く人と、痛みが戻る人がいます。
これはどれだけ、痛くなりそうな動きをしっかりやれるかと言うのが一つ。
筋肉が張り付いて動けなくなっているのを、私がべりべりはがすわけです。
はがれた筋肉を良く動かしていれば、張り付く間を与えないのですが、動かさなければ、また張り付きます。
張り付かないように剥がすというのが、痛かった動きをすることです。
もともと痛くなかった程度の動きは、張り付いてても出来る動きですからね。
そして、もう一つ痛みが戻りやすい要因があります。
痛みが戻るのが早い人、つまり張り付くのが早い人と言うのは、血流が悪い人ですね。
血流が悪いので、筋肉も張り付きやすい。
血液(体液・組織液)は筋肉においては潤滑油のような働きもするので、潤滑油が少ないと動きにくいから張り付きやすいのです。
血流が悪いというのは、ストレスや緊張などが続いてる時に起こるのです。
不安になりやすい人もそうです。
そういう意味でも、これで治る!って希望的にとらえる人と、ほんとにこれで良くなるのかな?って疑っている人では差が出てきますよね。
良くなると信じられるとリラックスするのです。
本当にこれで良くなるのかな?と疑っている人は不安で緊張するのです。
だから施術の効果を、施術直後のものを信じてほしいのです。
家に帰って日常生活で痛みが戻っているとか、楽になっていないというのは、ケアがうまくできてなくてまた張り付いてるからです。
となるとやるべきことは、効くケアを身につけることです。
筋肉のケアが効いてるのに、そこから逃げちゃダメなんです。
諦めたらそこで試合終了ですよ。
私が長く見てきた感じで言うと、日常生活レベルの動作は皆さん平気になります。
取るのが大変なのは、普段やらないような強い負荷がかかるときの痛みですね。