軟骨について知ろう
軟骨がすり減ると痛みが出る
テレビコマーシャルとか見てると、こういうフレーズが刷り込まれます。
軟骨自体は痛みを感じる組織じゃない。
軟骨がなくなって骨同士ぶつかったら痛いでしょ?とか言われるけど、そんなレベルまですり減っている人はそうそういないでしょう。
軟骨は関節の骨同士がぶつかるところに作られます。
クリスマスの時のチキンとか食べると、関節のところにあるあれですね。
滑らかに関節が動くように作られるのです。
軟骨の働きは、滑らかな動きのためと、関節の衝撃吸収と言われています。
衝撃吸収と言えば、荷物を運ぶ時の梱包材のプチプチ。
あのプチプチがつぶれたからと言って、クレームになることはありませんよね。
プチプチが荷物を守ってくれているのですから。
軟骨が削れて痛みが出るって言うのは、あのプチプチがつぶれたことで問題になっているようなものです。
緩衝材が削れたからと言って痛みが出ていたら、何のための緩衝材だよ。
しかも、TFCC損傷って骨折より長く痛むんですよね。
骨が折れたほうが早く治って、軟骨の痛みの方が長期化するとか、どう考えてもおかしいでしょう。
そして、TFCC損傷の痛みって、手を使わないようにしていたら、痛みが治まって、また酷使し始めると、また痛くなるというのを繰り返すのです。
軟骨が再生して、また痛めてをあの短い間隔で起こしているのでしょうか?
んなわけないでしょう。
軟骨で痛みが出るって結構無理のある話です。
長くなるので、また次回に続きます。