サポーターをつけたら平気?!
細かいとこをいちいち突っ込むシリーズ
先日のお客さんとのやり取りで、タイトルのような話が出てきました。
手首の痛みはサポーターをつけていれば、ボルダリングは何とかできます。
あまり痛みを感じることなくできるんです。
と言うので、付けなかったら痛くて出来ないんですか?
と聞いてみたら、
「いや最近は、怖いから外してやってみたことないです。」
とのこと。
現状はサポーターをつけていればボルダリングは何とかできるので、付けなかった場合はどうか?というのは試したことがなかったんですね。
それに、片側の手首が痛いから、反対側も痛くなるんじゃないかと思って、まだ痛くない反対の手首もサポーターをつけるようになったそうです。
実はこの話、あるあるなんですよね。
ボルダリングじゃなくても、剣道でもテニスでも良くある話。
テーピングとかサポーターをつけていれば出来ます。
では付けなかったらどうなるんですか?と言うと、外した状態でやったことないっていう人が大半。
バドミントンのサークルでも、膝を痛めてる人は筋肉をサポートしてくれるという噂のタイツを履いてる。
そして、その上から膝のサポーターをつけてる。
そのサポーターなしだったらどうなんですか?
そのタイツみたいなの履かない場合はどうなんですか?
って聞くと、大体付けずにやったことがないから、効果の程は分からないと言うのです。
効く効かないよりも、おまじないとか、御守りみたいになってるんですよね(笑)
私の施術を受ける前の人は、そもそも安静にしなきゃいけないと思いつつ、安静にしたくなくて、サポーターやテーピングをつけてスポーツをしてるんだと思います。
でも、私の施術を受けて、痛みの原因が筋肉なんだなと知ってしまったなら、あとは筋肉を作り替えることに前向きになって欲しいなと思うのです。
その動きで痛みが出るのか出ないのか、それが分かれば対処が出来る。
でも痛む動きが分からなかったら対処は出来ない。
だから、サポーターやテーピングで痛みをごまかしたら良くなるものも良くならないのです。
損傷してると思ってる人は外せないんだよなー。
私は施術の効果が出てる人に対しては、こうやって信じるのか、信じないのか、追い詰めていきます(笑)
最終的に良くなる人と良くならない人の一番大きな差は、良くなると信じるか信じないかですからね。