怒っていいのに
TFCC損傷と診断されたという方で、時々報告を受けるのが、
「病院で年のせいと言われた」
と言うもの。
加齢によって痛めやすくなっていたから、仕方がないということです。
これ、
「ふざけんな!」
って怒っていい発言だと思います。
だって、年齢はこれから減ることはないのですから、良くならないって暗に言われているのです。
「もう治らないから、全力で楽しむということは諦めて過ごしてください。」
という意味ですよね。
歳を理由にされたら、ほとんどの人は何も言えなくなる。
治したいという言葉を飲み込ませる、言葉の暴力だと思うのです。
しかもそれを言われているのも、50代とか。
膝が痛いのが、50代で年のせいって、そんなわけないでしょ。
80代でもフルマラソンを4時間未満で走る人もいる。
76歳からフルマラソンを走り始めた、90代現役ランナーもいる。
50代で、階段の上り下りが痛いのは年のせい?
もうかけ足とか負担のかかることはしないように?
人は年齢を重ねるから、弱っていくんじゃない。
もう年を取ったと思って、色々諦めていくから弱っていくんだ。
年を取ったと本人が思ってしまうのは仕方ないにしても、他人がそう思わせてどうするんだ。
それも、健康に導くはずのドクターが患者さんに言ってしまうとは。
こういうのを呪いと言うのです。
素直に信じている場合じゃない。
私のところで施術を受けて、痛みから解放されてスポーツをバリバリ楽しんでいる方は大勢います。
70代、80代のテニス好き、ゴルフ好き、復帰されてます。
復帰できない人もいますが、それは若い人も同じ。
ケアが難しいからと、諦めてしまえば、若くても、高齢でも同じなんです。
結局、人は自分が思ったように人生は進むということです。
ダメだと思えばダメになっていきます。
無理だと思うのも人生。
なにくそ!と思って自分の人生を、自分で舵を取っていくのも人生。
追い込みすぎない、焦らない、こだわりすぎない、そうやって気をつけていれば、体は順応して元気になっていくのです。