スポーツの秋
この最近スポーツを楽しんでいる人が増えてきました。
コロナに対する警戒心が少しずつ溶けてきているのかなと思います。
私の施術を受けに来る人もいろんな立場の人がいるのですが、比較的スポーツを楽しみたいという方は、その競技を気兼ねなくプレーしたいという明確な目標があるので、施術やケアも前向きになってくれる人が多いですね。
治らないと困るというより、治したい。
治らないと困るという方は、治さないといけない、と言うような切羽詰まった感じがあるのです。
切羽詰まった感じになると、せっかく痛みが減ってきたから、悪化しないようにしなきゃと守りに入ってしまう。
このTFCC損傷をはじめとした、手首の痛みを克服するのは、痛くなるような動きをしながら克服していくので、痛くなるような動きをしないとダメなんですよね。
切羽詰まっていると、リスクを避けようとするから、前に進めなくなる。
それに対して、スポーツをやっている人は、筋肉痛を乗り越えて強くなっていくようなイメージもあるから、少々の痛みは気にしないというメンタルが備わっていたりする。
乗り越えていくことで強くなるんだから、チャレンジしないことには始まらないのです。
痛みがぶり返しても、きちんと自己ケアで取れるかどうかは、ぶり返してみないと分からない。
そこで、自己ケアで取れることが分かれば、自信をつけることが出来るのです。
自信がない人はチャレンジもしないから、自信のつきようがない。
やりたいことをやるからには、リスクもつきもの。
やりたいことをやろうとすれば、それを否定してくる人はいるもの。
否定されたくないからやらないのか、否定されてでもやるのか。
筋肉のケア、痛みの取り方の話をしていたのに、気が付いたら哲学的な話をしている。
そう、いろんなところで哲学はつながっている。
人は変えられない、自分は変えられる。
ただし、変えようという覚悟があるかどうか、様々な場面で試されるのです。
今までの人間関係の中には、新しい自分の生き方を受け入れられない人もいる。
だから、
「そんなことをするような人とは一緒にいられない」
とばかりに否定されたりする。
「そんな人だと思わなかった」
とか言われると、傷ついてしまうから、今まで通りの行動パターンに戻してしまったりする。
自分の人生を生きるには、覚悟が必要と言うことですね。
イチロー選手も野球をやりながら、常識と言われることを、自分なりに考えながら変えていきましたよね。
自分で思ったようにやろうとすれば、否定されたりも沢山あったことでしょう。
否定されてそこで折れていたら、レジェンドのようにはなれなかったのではないでしょうか。