押してダメなら引いてみろ
この手首の痛みに限らない話なんだけど、ある方法を試して上手くいかないなら、その逆の方法を試してみるというのも良いですよね。
手首の痛みに対して、まず最初は安静を試してみる。
安静はお金も掛からず、試しやすい方法だから。
高校生の頃の私は、最初は痛みをあまり気にせず、テニスを続けていたら痛みが増して、耐えがたい痛みになってから病院に行きました。
そこで安静を言い渡されてから、極力安静にして、テニスはやらないようにしました。
(この時、私がやった安静は痛むような動作を避けるだけ)
安静にしていたら、痛みが治ってきたので、またテニスを再開しました。
1日2日はわりと平気だったけど、また痛みがひどくなってきたのでまた休みました。
これを期間をもっと伸ばしたりしながら、ずーっと続けていたのです。
最大2、3ヶ月安静しても、すぐぶり返しました。
一年以上経過して、もう安静にしても治らないと悟って部活をやめました。
その後、一年以上テニスから離れていても、遊びで友達とテニスをすれば、また嫌な痛みが戻ってくるので、ラケット競技はもう2度とできないと思ったものです。
押してダメなら引いてみろの理屈で言えば、押しても(気にせず動かす)引いても(極力安静に)ダメだったということですね(笑)
ただ、私が見つけた、この手首の痛みを克服する方法は、痛む動作を避けるのではなくて、原因の筋肉を特定してから、ケアをして痛みをなくしながら動かすということだったのです。
痛む動作がキーポイントになるから、痛くなるような動作を研究するのが肝になったのです。
しまもと整体に通う方には、
痛くなる動作をやってください、とか、
痛くなる動作を把握してください、などと言ってます。
基本的にはそれで解決していくのですが、ある程度まで良くなった後、最後がすっきりしない場合、痛くなる動作の把握が足りないか、逆に痛みに意識を向けすぎてる可能性があるのです。
だから、膠着状態になったら、一旦ケアをやめてみたり、痛みを探すのをやめて、普通に過ごしてみたりするのも良いのです。
手首の痛みに対して、今やってる対策が効果を出さないなら、他の選択肢を試してみたり、今の生活のライフスタイルを変えてみたりするしかないのです。
ライフスタイルを変えるのは、本人の決断しかないので、私が強制することはありません。
ただ、私が力になれない場合、そこにも目を向けて欲しいなと思うのです。