アキレス腱断裂対策
私は趣味でバドミントンをしているのですが、スポーツには怪我が付き物ですよね。
バドミントンのケガで多いのは膝の痛みやアキレス腱の断裂、そして肩の痛みなどです。
膝の痛みと肩の痛みに関しては、どちらかと言うと慢性的にだんだん痛くなってくることが多いのですが、アキレス腱の断裂は突然やってくるので、結構みなさんビビってます(笑)
身近な人でアキレス腱を切ったとか聞くと、聞いてしばらくの間は、みんなアキレス腱のストレッチを念入りにしていますね。
しばらくするとやらなくなるのですがf(^-^;)
アキレス腱の断裂をしない為には知識とケアが必要です。
まずアキレス腱と言うのは、ふくらはぎの筋肉の一部です。
ふくらはぎの筋肉がかかとの骨にくっつくために腱と言う頑丈な組織になっているのです。
だからふくらはぎの硬さはアキレス腱断裂への黄色信号です。
切らない為に大事なことは、みずみずしくしなやかな筋肉を保つことです。
みずみずしさを失って硬くなったときに、過剰な負荷が掛かれば切れてしまうのです。
過剰な負荷と言うのは、とっさの動きです。
ゆっくり爪先立ちをしたりすると、ふくらはぎの筋肉に負荷がかかりますが、ゆっくりの動作では切れません。
また、ジョギングのようにゆっくり走っていて切れることもありません。
ジャンプして着地した瞬間に、地面をけって動こうとしたりすると過負荷になって切れるのです。
アキレス腱断裂をするのは運動不足の人が久しぶりにスポーツをすると起りやすいです。
普段スポーツしている人が切る場合は、すでにふくらはぎに疲労が溜まって硬くなっている状態で、過負荷が掛かると切れやすいです。
例えば、日々の練習で疲労が溜まっている状態で運動をやり始めてすぐとか。
もしくはいつも以上に激しく運動をして疲労のピークを過ぎた時のダッシュの時などです。
切らない為に出来ることは、ふくらはぎの筋肉を柔らかく保つことです。
そのためにはマッサージもいいのですが、それ以上に大事なのが大きく動かすことです。
つま先立ちとふくらはぎが伸びるような動きを繰り返す動きです。(切れそうなときにするのを奨めていません、普段のケアとしての話です。)
大きく筋肉を動かすと、筋肉がポンプの働きをして血液が流れます。
血液が流れると筋肉はしなやかさを取り戻します。
運動する前にも運動した後にもやるといいです。
それから、運動する前にアキレス腱のストレッチをする人は多いですが、ストレッチは運動前にしない方がいいと、最新のスポーツ医学では言われています。
ここでいうストレッチは静的ストレッチと言う、俗に伸ばして止めるストレッチです。
運動前に筋肉を伸ばすと、縮む能力が失われてスポーツのパフォーマンスが下がりますし、ストレッチをしても血流は良くならないので、けがの予防にもならないのです。
ラジオ体操などのように動く体操はやった方がいいです。
アキレス腱を切らないようにする準備運動としては、屈伸やジョギングです。
普通に健康体の人でジョギングでアキレス腱が切れた人はいないはずです。
とにかくアキレス腱を切らないように心配している人は、普段からふくらはぎの筋肉を良く動かして血流を良くしておくことです。
自分でやっても疲労が取りきれない時には整体などを利用するといいと思います。
心配してても仕方がないですからね。
心配しない為にはきちんと理解して、対処することです。
何かご質問などありましたら、コメント欄にお願いします。