褒めちゃいけない
褒めちゃいけない、けなしちゃいけない。
アドラーの教えは、パッと聞いた感じだと、常識はずれなんですよね。
大人も子供も同じなんですけど、褒めちゃいけないってびっくりですよね。
褒めるのって、上の人間が下の人間に対する評価なんですって。
強者が弱者に。
出来る人が出来ない人に。
そんなことない!
って思う奥様に分かりやすいたとえ話をしましょう。
例えば、奥様が気合を入れてお料理を作ったとしましょう。
まぁ普段あまり作らない人が、肉じゃがを作ったとします。
旦那さんの反応が次のような時、どう感じるか。
①「お~肉じゃが、上手く作れたね、偉いね!やればできるじゃないか。」
②「おいしい~!おいしい肉じゃが作ってくれてありがとう!」
①に対してイラっとするあなた、正常です。
嬉しいと感じた方は、ご主人の犬としてかわいがってもらってください。
②のようにおいしいと言って感謝されたら悪い気しないですよね。
①は褒めるというもの。
②は感謝するというもの。
褒めるというのは、上から下への評価なので、対等な人からだと、少し馬鹿にされているような感じがするのです。
子供の場合そのような違和感を感じることはないかもしれません。
が、褒めるというのは評価なので、褒められることを喜びとして、行動するようになるとどうなるのか。
もっと褒められるように行動するかもしれない。
でも、いつも見てあげられるわけではない。
見てもらえなかったら、やる価値無い。
褒めてもらえないならやらない子になる。
褒められた時だけ認められる。
つまり褒められないと価値のない自分ということになる。
そういう感じでアドラーは褒めることを良しとしないのです。
褒めるのではなく、子供であっても感謝を示すのだそうです。
ありがとうと言う。
ブログでかいつまんで書くとこんな感じでしょうかね。
本当はもっと細かい疑問や反論に対しても答えというのがあるのですが、その辺は嫌われる勇気とか、幸せになる勇気を買って読んでください。