42年ぶりの女子プロゴルファーの快挙
渋野日向子選手がゴルフのAIG全英女子オープンで優勝しました。
42年前に樋口久子選手が優勝して以来のメジャー大会での優勝だそうです。
先日、初めてのゴルフラウンドをした後、バドミントン中にバドのメンバーからその話を聞きました。
私はテレビを持っていないので、若干のタイムラグがあるのです。
でスマイルシンデレラって聞いたので、どれどれとYouTubeで見てみたのです。
まだ20歳で、とてもいい笑顔してましたね。
プレッシャーがないわけ無いのに、それでも楽しんでた。
ショットを打つときには当たり前に集中はしているけど、移動中などは、いかにリラックス出来るかを意識してたのかな?と思うくらい。
スポーツってどんな競技でも、プロになるくらいの人たちはその競技を楽しんでると思います。
楽しいだけじゃないのはもちろんだけど、楽しいと思わなかったら、あんなに続けられないと思う。
楽しくて夢中になってるうちに、気がついたら実力や実績がついて、仕事にしちゃったんじゃないかな。
仕事になると途端に真面目にやらなきゃ!結果を出さなきゃ!ってなる人も多いと思うけど、楽しむ気持ちがないと本当の力は出せないんじゃないかな。
プロの選手でも、色々とスポンサーがついたりしたら、結果を出さなきゃって焦ったり、自分を追い込んだりしがちだと思う。
その結果体を壊したり、不調に悩まされたり。
だから、渋野選手を見ながら、
「このまま笑顔で選手生活を謳歌してほしいな」
と思いました。
「周りの期待に応えたい」
というのはどんなプロにもあると思うけど、
「周りの期待に応えなきゃ」
となるだけで、調子を崩しやすくなるんじゃないかな。
プロ選手でもない私が言うのは、おこがましい気もしますが。
でも私は手首の専門家として整体をやってます。
多分日本で唯一無二の存在です。
そういう意味では私もプロ。
期待もされるし、期待もされたい。
とは言え必ず結果を出すなんてことはできないし、みんなの期待には応えられない。
みんなの期待に応えようとしたら、私も潰れます。
・全国から来て欲しいと期待されるけど、あちこち行けば、経費もかさむし、神経をすり減らします。
・メールやLINE、電話でアドバイスを求められますが、見てもないのに触りもしないのに、治し方なんてアドバイスできません。
私のやり方は効果を確認しながらやらないと、悪化の恐れがあります。
・藁をもすがる思いで来られるけど、効果が出ない人もいます。
効果が出ないのは私のせいでしょうか?
出来る範囲で全力で頑張るけど、無理だなと思ったら、自分をそれ以上追い詰めないことも大事。
ある程度までは頑張るのが楽しいけど、限度を超えると楽しさより苦痛が多くなってしまう。
なので私は、
「助けなきゃ!」
という意識はやめて、
「こうやったら痛みなくなっていくの面白くない?」
「ほら筋肉作り替えられてきたら痛み出なくなってきたでしょ?」
「あんなに苦しんでた症状がこうやって良くなってみたら、軟骨とか靱帯が損傷してるって言われたの、なんだったの?って思いますよね?」ドヤ( ・´ー・`)
っていう楽しさの共有の意識でやるようにしています。
才能がありながらそれを生かしきれずに、つぶれていく選手はきっとたくさんいると思う。
ストイックでまじめで自分をどんどん追い込んでいったり、それが強さの秘訣にもなるけど、同時にどこかでそれがもろさにつながる。
強い選手はどこかで自分を守る強さも持っている。
誰よりも自分を信じてあきらめない強さがある。
周りの期待に潰されない強さ、軽やかさを渋野選手には持ち続けて欲しいなと思います。
そして、周りの人も期待や常識で潰さないでいて欲しいなと思います。