痛みは本人にしか分からない
プロとか、専門家とかなら、自分が今どのくらい痛いのか分かってくれていると思うかもしれないけど。。。
少なくとも私には分かりません。
世の中にはすごい先生がいるのかもしれないけど、私のおつむでは、そんな人がいるとは想像できない。
動作テストなどをして、痛みを出すことは出来るけど、その痛みがどのくらいかは、本人に確認しないと分かりようがない。
手首が痛くなったことがある人なら、痛む動きが分かっているから、痛む方向に捻られそうになったら、ビクッとなって抵抗することできますよね?
そうやって痛いふりをすれば、専門家も簡単にだませます。
つまり、痛みは本人にしか分からないから、痛みのことを他人に任せようとするのは無理があるんです。
そして、痛みが分からないから、痛み以外のものを痛みの原因として説明して、それに対する治療をしようとする専門家が多すぎると思います。
整体師は、ゆがみとか姿勢とか、骨盤の開きとか、足の長さのせいにして、それを治さないと、痛みが続くように説明したりするし。
病院の先生は、関節の隙間が狭くなっているとか、MRIとかの画像で、ほらここが白くなっている!とか説明する。
その画像で痛みを説明できるならいいけど、説明出来ないんじゃなかったでしたっけ?
根底から一般の人が信じてる話が、大間違いなんです。
ゆがみや姿勢で痛みの説明は基本的に出来ない。
ただ、動かしてみてとか、歩いてみてとか動いてもらえば、その反応でおおよその見当をつけることは出来る。
けど、痛いふりまでされたら、お手上げです。
ゆがみとか画像で示される異常、そういったものが原因と信じたところから、患者さんは迷子になるのです。
痛みは自分で自覚できるけど、体の中のことは分からない。
専門家にいいように利用される可能性があるのです。
痛みだけは、本人にだけ自覚できる。
激痛なのか、鈍痛なのか。
施術で痛みが取れたのか、取れていないのか。
痛みが出なくなってきているのか、変わらないのか。
痛みが気になって病院とか整体とか行ったのに、いつのまにか、骨の長さとか、軟骨の損傷とか、骨のずれとか、ゆがみとかを気にしていませんか?
論点ずらされていませんか。
痛みだったら、自己判断できるけど、中のことは自己判断できない。
自己判断できなくさせることが、呪いだと思うんです、私は。
自己判断は危険だ!とかね。
なんでも自己判断ではいけないこともあるけど、事故とか異常な体調不良みたいな命に係わるものでなければ、自己判断が一番しっかりしてることもあると思う。
痛みが取れない専門家のところに通い続けること。
本当にそれでいいのか、よく考えてみたらいいと思います。