湿布は貼っていたほうがいいのでしょうか?
湿布は貼っていたほうがいいのでしょうか?
ときどき聞かれる質問です。
湿布は、痛み止めの一種です。
だから、その場の痛みを少しでも紛らわせたいのならば、貼ってもいいとは思います。
がしかし、です。
早く治したいという方が、湿布を貼るのはいいのか?
と考えた場合、私は貼らないほうがいいと思います。
なぜならば、痛み止めは、言いかえると、
「消炎鎮痛剤」
です。
炎症を抑えて痛みを鎮める薬剤。
炎症は、組織の修復活動です。
炎症を抑えるというのは、組織の修復活動を抑えるという事。
それで早く修復が進みますか?
むしろ長引かせるのではないですか?
というのが私が言いたいことの一つ。
そして、もう一つ。
湿布に大した痛み止めの効果はないと思いますが、もし痛みを止める効果が強ければ、それはそれで怖いこと。
なぜかというと、体があまり無理に動かしてほしくない部分に、気づいてもらうために痛みを出します。
それなのに、痛みを感じなければ、無理している意識もなく、無理できてしまいます。
もし、包丁などの危険な道具を使っていて、痛みを感じない身体だったら、気付いたころには、手がズタズタに切れているかもしれません。
私は手首の小指側の痛みは、靱帯や軟骨は関係ないと思っていますが、もし、靱帯や軟骨の痛みだった場合。
痛みを本来感じないといけないところで、痛みを感じなければ、靱帯はさらに傷んでしまいませんか?
痛み止めというのは、よく考えたら怖いものではありませんか?
という理由で、湿布は貼らなくていいと言ってます。
が、貼りたければ別に貼ってもいいと思います。
そんなに大した鎮痛効果もないですしね。
でも、無駄だなぁと私は思うので、お勧めしないのです。