人をだますということ
人をだます
人を裏切る
響きが悪いですよね。
人をだましたり裏切ったりするのって、自分のことを信じてくれる人しか騙せないんですよね。
そう考えると、人をだましたり裏切ったりしている人は絶対に幸せになれないと思います。
昔、バドミントンのサークルに来ていた人(以降Aさん)が犯罪を犯して新聞に載ったことがありました。
その時、周囲の人は「やっぱりあいつはそういうやつだったか。」と言っていました。
そんな中、数少ない何人かとサークルの代表者は、
「いやあいつはそんなことするような奴じゃないはずだ」
「きっと何かの間違いだ」
とかばっていたのです。
そして、Aさんは「そんなことやるわけないじゃないですか!濡れ衣です」とサークルの代表者に弁明していました。
結果的には、えん罪ではなく、証拠十分で起訴されて実刑確定していました。
それどころか、余罪が沢山あったようです。
これを私は傍から見ながら、「信じてくれ!」って言っても、信じない人は信じない。
となると、嘘をついたとき、人をだませるのは、自分を信じてくれている人だけなんだなと思いました。
私は元から嘘が嫌いです。
嘘というより、社交辞令すら嫌いです。
思ってもないことを言ったり、事実に反することを言うのが嫌いです。
ある意味子供っぽいのです。
そりゃある程度社会生活を営む上で、社交辞令を受け入れたり空気を読んだりしないと生きづらいので、多少は身につけているとは思います。
が、極力嘘はつきたくない。
でも、人は簡単に誤解したり、早合点したりする。
だから、そのつもりがなくても過度な期待をされたりしてがっかりされることもある。
それを避けようとすればするほど、言葉が多くなって、文章は読みづらくなる。
私のホームページが読みにくいのはそのせいです。
言葉はシンプルにしたほうが伝わりやすい。
でも、そうすると誤解を生み、騙された!となる人も増える。
医療の世界は意図的なのか、嘘だらけ。
病気が治るわけではなく、症状を抑えるだけのクスリなのに、治るかのように印象付ける。
対策しても絶対に達成できない目標なのに、それを掲げて世界中で対策をし続ける。
病人が減れば、病院は収益が減る。
優しい顔をして、親身に対応しながら、病気の本当の治し方は教えない。
その場しのぎのクスリや対応を売るのみ。
人は皆弱いもの。
時にはダメだと分かっていてもやってしまったりする。
病気やケガを理由にして、優しくされたいと思うこともある。
そんな時には正論ほど嫌なものはない。
間違っていても、そのまま話を遮らずに聞いてほしい。
痛い、辛いに寄り添ってほしい。
だから、痛み辛さに寄り添って、早急に痛みを抑える手段を提供してくれるのは間違いなく優しさだと思う。
でも、そんな表面だけの優しさでは、世界がいびつになってしまう。
優しい嘘もいいけど、きちんと真実にも向き合う必要があると思う。
出来ることは出来る、出来ないことは出来ない。
きちんと伝えないと、人を真に傷つけることになる。
サンタクロースを信じるのは、夢がある。
子供をだますことに罪はないと思う。
でも、大人にファンタジーのような世界を信じさせるのはどうなのだろう。
大人には明るい夢は通じないから、目に見えない恐怖をプレゼントして、こうすれば大丈夫を売る。
私はこんな社会は嫌なんだ。