言葉の力
何気なく使っている言葉ですが、言霊(ことだま)という言葉があるように、言葉には不思議な力があります。
自己啓発などの読書が好きな人なら、読んだこともある人もいるかと思います。
先日スポーツを通して学んだことがあります。
やっぱり言葉は大事という事です。
先日バドミントンの試合の際、周りの人に「今日は調子良さそうだね!」と言われていたにも関わらず、
「いやいや全然調子いい方じゃありません、ミスばっかりです。」と反射的に答えてました。
一試合目は何とか勝つことが出来たのですが、2試合目では私の言った言葉通り、ミスばっかりして負けました。
「調子が良くない、ミスばかり」というのは、褒められたのを謙遜してると言うよりは、発想がネガティブなんですね。
しかも言葉の裏には、『調子良かったらこんなもんじゃない、もっとうまいんだ』という、ちっちゃいプライドが見え隠れします。
そして、負けた時には「調子悪いから負けた。調子良かったら負けなかった。」という、ちゃっかり言い訳の用意まで出来ているのです。
今回のケースだけでそう思ったのではなく、以前からうすうす気づいていたことですが、
ミスの多い人は「自分はミスばっかする」って言っているんです。
ミスが多いんだから 「自分はミスばかりする」 で事実じゃないか、と言われれば確かにそうですが、
逆に「自分はミスばかりする」と言ってるから、いつまで経ってもミスが減らないのでは?という見方もできます。
ミスをミスと思わないでいいという事ではなく、「いつもミスばっかする」とか「自分はミスが多い」という感想はレッテル張りのようなものです。
ミスをした=事実 から いつもミスをする=マイナスな感想 に発展しているのです
事実から導かれた、マイナス感想のレッテルを自ら貼り付けてるのです。
先日の私の試合も見る人によっては、角度のあるいいスマッシュが入ってたから調子良さそうに見えたのです。
でも自分自身は、いいスマッシュも何回か出たけど、つまらないミスをしてしまったという部分に気持ちが集中してしまって、ダメだという感覚を得てしまったのです。しかもそれを声に出してまで言霊に乗せたのです。
思い込みでもいいから調子いいと思っていればよかったんです。
気持ちの中では違うかもと思いながらでも、言葉としては、今日は調子いい!と言ってしまえば良かったんですよね。
そうしたら、それ以上調子は悪化しなかったはず。
言葉は未来を創る力を持っていると言います。
普段使っている言葉を見直してみることで、これからの未来が変えられるかもしれませんね。