スポーツ選手の怪我
ニュースを見ていたらこんな記事が出てきた。
テレビを持たなくなって、球界の情報も耳に入ってきにくくなった私でも、巨人の菅野選手は耳にしたことがある選手です。
スポーツ選手が故障をすると、いつも思うことがある。
この選手たち、自由に治療を受けられないんだろうなぁという事。
プロ野球など、メジャーなスポーツでは、選手のケアをする人は多くの場合決まっている。
チームドクター、チームトレーナー。
選手を専属でサポートする。
選手の状態をしっかり把握する、選手のコンディションを外部に漏らさない、そういう意味合いもあって、専属で見ることにしているでのしょう。
しかし、これは良い側面だけではない。
しまもと整体院のような、医学の世界の常識と違うアプローチを受けることは出来ないのです。
チームドクターがいるので、ドクターの支持のもとトレーナーがケアをしたりする。
ということは、ドクターの指示は絶対。
一般的な病院でも、ドクターが診断をして、その結果をもとに作業療法士(OT)や、理学療法士(PT)がリハビリを行ったりするのです。
だから、ドクターの診断結果に、OTやPTが異を唱えることは出来ない。
ドクターが手術が必要と言えば、本当は手術をしないほうがいいと思っても言えないのです。
指揮系統がしっかりしているとも言えるけど、完全な縦割り社会とも言えます。
だから、ドクターが間違ったことを言えば、良くなることもない。
医学的に正しくないとされることを、トレーナーが出来るかという事。
当院にはプロスポーツ選手やプロの卵などが良く来られます。
学生さんとかだと、強豪校にもなると、チームがお世話になる病院が決まっていたりする。
OB・OGがやっている指定治療院があったりするのです。
そうすると、しまもと整体院に来るのは、秘め事になるのです。
診てもらっている病院のドクターや、ケアをしてもらっている治療家の施術では良くならないから、しまもと整体院に来るのです。
ドクターやセラピストに知られるのはマズい訳です。
スポーツの世界も利権だらけです。
スポーツ選手に手術などをして成功すれば、ドクターとして箔がつく。
だから、プロスポーツ選手や、日本代表などになると、沢山利用されるのです。
靱帯損傷、軟骨損傷、半月板損傷、腱板損傷。
これらの名前は多くの場合えん罪です。
ちゃんとケアが出来れば良くなるのに。
そんな風に思うことが多々あるのです。
〇〇損傷と診断されたけど、筋肉のケアで良くなるという経験をすれば、怪我を過剰に恐れる必要がなくなる。
トップアスリートほど、それを知る必要があるのに、施術を受けに来れない。
構造的な問題があるなぁと思うのです。
選手からしたら、何でもいいから治してくれと思うでしょう。
一般の人でも、別に治してくれるのが、医師であろうが、柔整師であろうが、鍼灸師であろうが、整体師であろうがなんでもいいですよね。
怪我を治す人たちが、協力し合って本当にいいものを提供して欲しいことでしょう。
政治の世界も同じ。
与党であろうが野党であろうが国のための政策を協力してやって欲しい。
でも、現実には利権、選挙のために活動するばかり。
選挙前には謙虚になり、選挙が終わるとのらりくらり。
私が何をここで語ろうが、スポーツ医学の世界は変わらない。
政治的な力は私にはない。
私はただの職人。
病院の治療では良くならないと気付いた人が来るだけ。
私は来てくれた人が良くなるように協力するだけ。
アスリートの怪我の情報を聞くたびに、もったいないなぁって思う。