痛みから逃げてはいけない
どうしてこんな状態になるまで放置していたのだろう?
そう思ってしまう人が時々いる。
施術を受ける人以外でもよく見かける気がする。
腰が曲がったままのお年寄りの方。
足を引きずって歩いている人。
固定しすぎて、固まって動かなくなっている関節を持つ方々。
でも、今の医学が、「痛い動きは避けるように」指導しているから、仕方がないですよね。
でも、よーく考えてみて欲しいのです。
動かさないようにしたら、関節は動かなくなるという事。
動かさなくなったら動かなくなるということがイメージできない人でも、やらなくなったことは出来なくなるというのはイメージできるのではないでしょうか?
子供の頃一輪車を乗れた人でも、何十年も乗っていなかったら、乗れなくなっています。
昔は、30キロの米俵を担げた人でも、何十年もやらなくなったら出来なくなっています。
お年寄りが入院してベッドに寝たきりになると、1~2週間で立てなくなります。
やらなくなると出来なくなる。
関節は動かさなければ、動かなくなる。
動かない関節を無理に動かそうとすれば痛くなる。
腰が曲がったまま歩いているお年寄りは、いつも腰が曲がったままいるのです。
ずっとイスとかソファーに腰かけたまま長い時間いると、その状態で固まってしまうのです。
そして、寝るときも腰が痛くなるからと、横向きで寝るようになれば、腰を伸ばす機会がなくなります。
腰が曲がったままということは、ひざや股関節も伸びないという事。
あっちもこっちも曲がったままになって、伸ばせなくなるのです。
痛いから、痛みから逃げた結果、さらにひどくなるということです。
今やっている対策が、その場しのぎなのか、根本的な対策なのか、考えたら分かると思いますが、それしか選択肢が無いと思っているんですよね。
専門家が、「痛くなるなら、無理に○○するな」というのですから。
痛みから逃げても解決しないなら、痛みと向き合って乗り越えないといけない。
でも、痛みの専門家が、対症療法しか知らないから解決しない。
筋骨格系の痛みで苦しんでいる人は、救いの場がないんですよね。
私はその筋骨格系の痛みを得意としているけど、私のところにたどり着く人はごくわずか。
それに私が言っていることは常識とかけ離れているので、多くの人は信じられない。
目の前の問題に対策をする時、それが解決のための対策なのか、その場しのぎなのか考えないといけない。
その場しのぎを続ければ、問題はどんどん深刻になる。
変えられないことは変える勇気を、変えられないことは受け入れる強さを、変えられることと変えられないことを見分けられる知識をください。
有名な二ーバーの祈りという言葉です。
感染症から逃げようとし続ける日本と、感染症から逃げられないから共存することを選ぶ海外。
日本だけ、周回遅れになりつつある。
死生観が未熟なこと、同調圧力に弱いこと、自分の頭で考えて自分の意見を持つのが苦手なこと。
これらが日本が取り残される理由です。
専門家の言うことを聞いていたら、何とかなると思っているのも大間違いです。
陰謀論みたいに思われるけど、お金の流れも読む必要がある。
コロナの専門家は、コロナでお金を稼ぐプロです。
早く終息させようとはしません。
痛みから逃げてはいけない。
問題解決の先送りは、事態をどんどん悪化させる。