考えてみましょう
突然ですが、骨、筋肉、関節これらは鍛えることは出来ると思いますか?
恐らく多くの人は、筋肉は鍛えられると感じるのではないでしょうか?
筋トレをすれば、筋肉はつくものと認識されていると思います。
では骨はどうでしょうか?
骨粗しょう症という言葉があります。
骨がもろくなって、ちょっとの衝撃で骨折してしまう病気ですね。
骨は鍛えられるのか?
骨も負荷を与えると強くなります。
宇宙飛行士の骨がもろくなるという話はわりと有名なのではないでしょうか?
運動をしている人の骨は、運動に耐えられるように強くなるのです。
鍛えられたキックボクサーや空手家の足の骨は、びっくりするくらい硬くて、凶器だと感じます。
空手の演舞でバットを折っているのを見たことがあるかもしれませんが、一般的には試割用のバットを使うのですが、猛者だと普通の野球用の木製バットも折ります。
普通の人ならすねの骨をぶつけると痛いですが、キックや空手の人たちは鍛錬でぶつけても痛くないように鍛えているのです。
骨粗しょう症の人は栄養不足だったり、運動不足だったりその両方で骨がもろいのです。
しっかり栄養を取りながら、骨を鍛えたら簡単には折れないようになるのです。
それでは最後に関節ですが、関節は一般的には鍛えられないように思われている気がします。
関節と言っていますが、関節の軟骨ですね。
よくすり減った軟骨は再生されないと言われているのです。
運動などで酷使してすり減ると、元に戻らないと言われています。
が、私はこれを間違いだと思っています。
筋肉も鍛えれば強くなり、骨も鍛えたら強くなるのに、関節の軟骨だけは使えば使うほど脆くなるはずがないのです。
軟骨は何のためにあるか?
骨同士がぶつかった時のためのクッションの役割。
関節面が滑らかに動くための摩擦低減の役割。
骨同士のクッションの役割をするのに、負担が掛かれば掛かるほど傷んでいくというのは理にかなってない。
三浦雄一郎さんは書籍の中で、ひざの関節の軟骨が1ミリもないくらい減っていたけど、ウォーキングでトレーニングをするようになったら、3.8ミリまで回復したと書いてるのです。
痛みが出て動かなくなった関節で、運動量を増やす人がいなかっただけではないか?ということです。
実際に、関節の軟骨を調べるきっかけと言うのは、ひざが痛いと訴えたことで、レントゲンを撮り、隙間が狭くなっているということで、すり減っていることが分かるのです。
つまり、痛みがあって調べて分かるわけです。
でも、その痛みと言うのは筋肉のケアで改善することが分かっている。
筋肉のケアで痛みを取って、動かすようにすれば、軟骨は増えていくのではないかという事。
仮説ではあるものの、私は正しいと信じています。
動かさなくなった関節は動かなくなります。
介護の現場にいる人であれば常識だと思いますが、寝たきりで動かすことが無くなると関節は動かなくなります。
動かさない関節は関節である必要が無いので、一本の骨になろうとするのです。
一本の骨になろうとしたとき、軟骨が邪魔になるのです。
軟骨が無くなっていって骨同士の隙間が無くなり、カルシウムが沈着していって骨化していくのです。
完全に関節が固まってしまったら、戻せないと思うのですが、固まろうとしているだけなら、動かせばいいのです。
本来ならば、このような仮説を実験したり検証したり医学界がやるべきですが、やらないのです。
なぜならば、医学が介入しなくて良くなるものに研究費は投入されないから。
薬や手術が必要な研究であれば、研究の成果により、新たなビジネスになります。
が、人の身体の治癒力が増せば、医学が不要になるのです。
だから、そちら方面の研究はされないのです。
と言う私の仮説、皆さまどう思いますでしょうか?
医学の世界は分からないことが多い。
そのうえ都合が悪いことは研究されないというのが、私の見立て。
医学的な介入が無くても、健康を回復できるという考え方をするのは、患者さん側の視点では幸せなことです。
身体は鍛えれば強くなる。
怪我をすると一時的に痛みは出るけど、きちんと対処すれば痛みは乗り越えられる。
死ぬまで自分の手足で動ける。
これがみんなの共通認識になったら、無駄な医療が是正されるんじゃないかと思います。
常識を疑うということは大事なことではないでしょうか。