テニス肘の痛み
ここ数日は手首の痛みの人と変わらないくらい、肘の痛みの人が来られています。
テニス肘の痛みの人もいろんな痛みがあるので、これだろうなと目星をつけて触っても違うことがあります。
その時再現する痛みから原因を推測するので、痛みの出るパターンが少ないと、見誤ることもあります。
どこで痛みが取れるかは、推測は出来ても、正解が分かるのは本人です。
ABCの3パターン試してみた時に、どれが一番押している時の痛みが強かったか、どれが一番痛みが軽減したか。
答えられるのが本人だけです。
そうすると、じゃあ自己ケアで治るのね、と思われるかもしれないけど、それほど甘くもない。
もちろん勘の良い人は自分で出来る人もいるかもしれない。
痛い動きをしているつもりが出来ていないとき、私は筋肉の反応から、ちゃんと力が入っていないことを指摘が出来るけど、本人は気付かなければ、ただ効かないと思ってしまう。
強さも、闇雲に強ければ良い訳ではないけど、弱くても効果はない。
場所が悪くても効かないし、弱くても効かないし、動かし方が悪くても効かない。
自分だけでは難しいからプロがいる。
でも、プロがやるだけで治るのなら、もっと早くに治す方法も見つかっていたことでしょう。
協力して本人が動かさないと良くならない。
自分の身体のことなのだから、本人の意志が関係なく良くなることはないのです。
でも、何事も初めてやることはうまく行かなくても、やっているうちに上達をします。
自分の身体を自分でいたわる、という行為自体にも意味があると思います。
痛みがあると言っても、どのくらいまで取れると、生活に支障がないかも人それぞれ。
支障が無いレベルまでは、あまり間隔を空けずに来ていただいて、支障がないレベルになってきたら、間隔も空けながら、どんな時痛いか、どう動かせば痛みが再現できるか観察するのです。
痛みは怖くない。
痛みが克服出来ることが分かれば、将来に対する不安も軽くなる。
手首も肘も膝も同じ。
対処できるものだと知ってる人は、怖がらなくていいのです。