怖がらない
怖がらない。
心配性な人は、とにかく色々怖がる。
心配だから何かをする。
心配だからといって、何かをすると、何かをしたおかげでこうなったと思ってしまいやすい。
遠足の前に、雨が心配だからといって、てるてる坊主を作ったとする。
その結果、遠足の日雨が降らなかった。
てるてる坊主を作ったら晴れた。
その場合、てるてる坊主のお陰なのか?
痛みが出た、心配だから湿布をした。
2・3日で痛みが引いた。
湿布のお陰で痛みが引いたのか?
心配だから、何かをすると、良くなったら何かをしたおかげとなりやすい。
良くならなかったとしても、何かをしなければ、もっと痛みが強かったかもしれない。
そうやって、何かをしたおかげになりやすくなるのです。
心配だなと思っても、何もしないということをやれば、何もしないでも大丈夫ということを知れるのです。
ぎっくり腰も、治療をしなくても良くなるというのは、治療を受けずに経過をみないと気付けません。
昔痛くなったテニス肘。
心配で痛くなくなった後もサポーターをつけてスポーツをしている。
サポーターを外しても問題ないというのは、サポーターを外さないと気付けない。
とにかく、何もしないということが実は大事なんですよね。
自分の身体は治る力を持っていると実感できる。
何もしなくても良くなるというのは、治療家とか、病院の先生は教えません。
ほっといたら、あとで大変なことになると思っていてもらったほうが都合がいいからです。
痛めたばかりの頃は、すぐ何かしようとするけど、最初は何もしなくてもいい。
痛みが強くてたまらないなら、スポーツを休んだりしてみたらいい。
休むのはお金はかからないのだから。
薬を飲む、湿布を貼る、アイシングをしようとする。
全部やめてみたらいい。
やってもやらなくても変わらないなら、やるだけ無駄なのです。
世の中、恐怖心が強くなるような情報が多い。
それだけ資本主義に毒されているのです。
私は大丈夫を売りたい。
大丈夫をお客さんには受け取ってもらいたい。
私の指の痛み、今のところ完全放置。
何もしなくても治る気がする。
ダメならあとでなんとかすればいい。