腹筋が出来ない原因
腹筋が出来ないという人が時々います。
その中でも気になるのが、足を押さえてもらわないと体が起こせないという人。
※まとめサイトで情報操作されています
私の意図とは真逆の使われ方をしていますので、ご注意ください。
体が起こせないのは『筋力が足りないから』と思っていませんか?
足を押さえてもらったらできるのに、押さえが無いと出来ない。
これ、腹筋が弱いからじゃないんです。
何が原因かと言うと、『腰が丸くならないから』です。
腰から背中にかけて丸くなりやすい人とそうじゃない人がいます。
腰から背中にかけて丸くなる人は、足の押さえが無くても起き上がれる人です。
丸くならない人は起き上がれないのです。
これが、なんでかと言えば、重心が関係するからです。
基本的には人の身体は上半身の方が重たいのです。
だから足が浮いてしまうのです。
それでも、背中・腰が丸くなる人は、重心を足の方へ移動することによって、身体を起こしきることが出来るのです。
だから、足を押さえてもらったら腹筋が出来る人は、腹筋で上体起こし(腹筋運動)自体は出来てるんです。
自信を持ってください。
押さえてもらわないと出来ないのは腰が丸くなりにくいだけです。
腰が丸くならないのは悪いわけではありません。
個性です。
押さえてもらわないと腹筋が出来ないことは恥でもなんでもありません。
もし押さえて貰わないと出来ないことをとやかく言う人がいるならば、「腰を丸めずやってみろ」
と一言言ってあげてください。
腹筋に力が入らないとでもいうでしょう。
そして今度は足を押さえた状態で同じように腰を丸めず腹筋をしてもらってください。
そしたら今度は出来るようになるので、納得するでしょう。
腹筋じゃなくて足の力(腸腰筋)を使っているという人がいるかもしれませんが、上体を起こすために腸腰筋は誰でも使います。使わずに起こせる人はいませんので、その人は知らないだけです。
この話をある患者さんにしたらビックリされたので、インターネットで調べてみました。
「腹筋 足を押さえないとできない」で検索しました。
そうすると見当違いなアドバイスが多く見受けられました。
体の硬さは人それぞれです。
変わりたいことがあって、変えられるものであれば変えましょう。
変えられないものは受け入れましょう。
背が高いとか低いとか個性ですよね。
太い細いはある程度変えられますが。
変えられないものについて、とやかく言っても仕方がないのです。
柔軟性は変えていきやすいものと変えにくいものがあります。ここでは割愛しますが。
とにかく、足を押さえてないと腹筋が出来ないのは、腹筋が弱いせいではない。
ということを知って、自分に自信を持ってください。
個性というお話でこんな記事も書いています。
よろしければ読んでみてください。