プラシーボとノーシーボ
昔描いてた記事で、更新してないものがありました。
その当時でも似たようなこと書いたことあったなぁ、と思いながら更新をためらってたやつです。
プラシーボとノーシーボって聞いたことありますか?
これは思い込みの効果のことです。
思い込みによって良い効果が出るのはプラシーボ。
悪い効果が出るのがノーシーボ。
たとえ話をしましょう。
とある男性が街を歩いていると、商店街の一角に座っている占い師のおじさんに
「あなたには霊がついている。何かをしようとするとうまくいかないように邪魔をしているようだ。除霊をした方がいい…」
と言われました。
その時はあまりにも唐突過ぎて、信じることも無く占いも依頼しませんでした。
しかし、それからしばらく生活するうえで、何か思い通りにいかないことがあると、占い師のオジサンの言葉が脳裏をかすめるのです。
そんなことが続き、気が付いたら、思い通りに行かないことが多くなっていくのでした。
意を決して、占い師のおじさんに相談をすると、郊外のお寺で除霊をしてもらうことになるのでした。
そして、その後は「除霊してもらったから、もう大丈夫!」という妙に清々しい気持ちになりました。
自信がついたせいか、その後は思い通りに行くことも増えていくのでした。
以上のたとえ話ですが、前半がノーシーボ。後半がプラシーボの効果です。
「あなたは○○だから悪い」と言われると、何かある度に「○○のせいで悪いんだ」と思うようになります。
そうすると悪いことを引き寄せやすくなります。
それ以外にも、○○だからという印象が残りやすくなります。
印象が残りやすいということは、実際に増えていなくても記憶に残りやすい分、多く感じるのです。
思い込むことで悪い効果が出るのがノーシーボです。
その反対に「もう○○だから大丈夫!」と言われると、そうなのかな?と思うようになります。
そうすると何とかなるという現象を引き寄せやすくなります。
先ほどの説明と逆のことが起りやすくなるのです。
大丈夫と思っていれば色々なことにチャレンジすることも増えます。
出来ると思ってことに臨めば出来る可能性が高くなります。
何でも出来るとは言いませんが、出来ると思っているのと出来ないと思っているのとでは違うことが分かると思います。
思い込みで良い効果が出るのがプラシーボです。
この話は霊がいるとかいないとかの話をしたいのではありません。
思いこむことで良いこと悪いことそれぞれが起きやすくなるというたとえ話です。
私が、なんでこういうことを伝えたかというと、思い込みは大事だと伝えたかったからです。
そして、情報によってプラシーボにもノーシーボにもなるという事を伝えたいのです。
あなたの身体は○○だから悪い
世の中の情報はこんなものであふれています。
それを解消するために△△が必要ですよ
こういうことで物やサービスが売れるようになっています。
何を知っているか、何を信じているかによって人生が大きく変わってしまいます。
私は出来るだけ、気にしなくてもいいものは気にしないようにしてもらいたいのです。
そして、その人の健康や幸せが、その人自身が決めていけるという事に気付いてもらいたいのです。
あなたの健康のカギは私が握っています。
こういう施術家になりたくないのです。
でも、健康のカギ、幸せのカギを自分で握っているというのは逆に、
不健康も不幸も自己責任
ということを暗に伝えることになります。
だから私の話を聞いて不快に思う人もいると思います。
それでも私は、自己責任だからこそ、自分で変わろうとすれば変えられると伝えたいのです。
私の健康哲学はもろ刃の剣かもしれません。
当たり前ですが、私の人生も私の責任です。
あなたは自分の思い通りに生きているのですか?と聞かれたのならば、
「思い通りにいかないけど、思ったような現象が起きてる」
という事になると思います。
思い通りと、思ったようなというのは別のことなのです。これはまた長くなるのでここでは割愛します。
自分の人生は周りの人次第、運次第。
というのと、
自分の人生は周りの人を引き寄せるところからして、すべて自分次第。
どちらがいいですか?
生まれた時代や性別、地域など、宿命はありますが、その後の人生はどちらだと思いますか?
という記事でした。
健康の鍵を治療家が握ってるなんておかしいと。
それなのに今私は手首の症状を抱える人に、
「私の施術を受けないと良くならないよ」
と言ってるんです。
手術をするより私の施術を受けて欲しいと思ってるし、少なくとも私の場合放置してて治ることのなかった症状だからなんです。
そして、筋肉をほぐせば治るというほど簡単なものじゃないからです。
でも私が今思うのは、人は縁というものがあるので、それを含めて自分次第なんでしょうね。
手首が治るのも治らないのも。