身体は治るように出来ている
私は基本的に人の体は、自分で治る力があると思っています。
自然治癒力ですね。
転んですりむいても、誰に何を言われなくても勝手に治してくれます。
風邪をひいて高熱が出ても、クスリを飲まなくても時間の経過とともに熱も引いて、治っていきます。
だから基本的には、自分の体の治る力を信じましょうというスタンスで整体をやっていました。
究極的には、
「本当はほおっておいても体は治るんです。
治るのを邪魔している何かが解決すれば勝手に治ります」と。
私自身、首こりと腰痛持ちでしたが、時間の経過とともに自然と治るなという印象でした。
早く楽になりたければ施術を受けるけれど、治るのを待てるなら施術を受けなくてもいいなと。
だがしかしです。
わたしにとって、愕然とするほど治らない症状を経験したことがあるのです。
それが手首の小指側の痛みです。
スポーツを控えたら痛みも軽くなり、私はほとんど日常生活の支障はなくなりました。
ただ、手をついて手首をねじるとか、何か過剰な動きをしたときだけ、手首の痛みが鈍く存在感を残していました。
それでもラケット競技などのスポーツをし始めると、テキメンに痛みがじりじりと戻ってくるのです。
高校生の時は毎日部活でテニスをしていましたので、続けるうちに激痛でモノを持てなくなりました。
お箸でご飯を食べる動作すら痛むんです。
信じられますか?
部活は結局一年ほど、安静と再開→再発を繰り返して退部しました。
その後趣味で友達とテニスなどしてもやはり気配が続いていました。
10年の歳月を経てまたラケット競技(バドミントン)を始めたときも手首の痛みが戻ってきたんです。
つまり私にとっては、テニスなどのラケット競技を続ける限り手首の痛みは治ってくれなかったのです。
昔のように毎日テニスを楽しむなどということは不可能になっていたのです。
それなのに適切な筋肉のケアをしたら治っちゃうんです。
逆に言ったら、適切な筋肉のケアをしない限り、スポーツなど手首に負担のかかることをしていると治らないのです。
人の人生を他人がコントロールするっていうのはおかしいと思っていました。
例えば治療家が、
「あなたの腰痛のカギは私が握っています。
施術を受けなければあなたの腰痛は治らず、大変なことになる。」
というようなことはおかしいと思っているのです。
他人が施術をしないと治らないなんておかしいと。
※追記
このブログを書いた後に私が過去更新しようとして書き残していた面白い記事が見つかりました。
ちょうど上記内容のことを書いていたので、後日更新します。
でも、手首に関しては、私が施術をするとほとんどの人は治ります。
もちろん一度きりだと、その場限りの変化になる方も多々います。
心配症なひとや不安症なひとは治りにくい傾向もあります。
でも施術を受けたら痛みが無くなっていくんです。
そして、逆に言うと私の施術を受けない人の手首小指側の痛みの経過は悲惨です。
スポーツや仕事を諦めるまで出続けます。(治る人もいるらしいけど)
とりあえず私は手首の症状を抱えている方に伝えたいのは、
安静にして痛みが治まって治る人もいるらしいから、安静にして治ると信じるならば、安静にしていたらいいと思います。
安静にするのは特別な費用の掛かることでもないからです。(サポーターやギプスをするとお金がかかりますが)
でも安静にしても治らない、とか、安静に出来ずに仕事などに支障が出て困っているというなら施術を受けてほしいのです。
手術を病院で勧められるかたが多いですが、手術は負担がとても大きいです。
①仕事も休まないといけない。
②手術も予約が必要ですぐには受けられない。
③入院も必要、リハビリも必要、その後の通院も必要。
③そして、そもそも痛みが取れる保証はない。
④動きの悪さなどの後遺症が残ることもある。
私の施術は手術に比べたらはるかに負担が少ないです。
私の施術を受けなきゃダメなんて、私は元々言いたいタイプではないんです。
でも本当に私の施術を受けないで手術をした人たちに対して申し訳ない気持ちになるんです。←勝手にね
どこかの研究機関などで、私の施術の有効性を調べてくれたりするのなら未来は開けてくると思うのですが。
ランダム化比較試験など有効性を明確にするテストなどもどんとこいです。
思い込みの力や自然治癒とは違うということも結果で明らかになるはずです。