五十肩
四十肩ということもありますが、五十肩と共に肩関節周囲炎の総称です。
五十肩の種類によっては、病院での注射で劇的に改善される症状もあるようです。
石灰沈着性腱炎というものの場合、痛みの発生と強度が急で強いようですが、注射によって改善が期待できるので、一度は病院で見ていただいた方が良いと思います。
その他にも原因がはっきりしないものが多くあります。
通常五十肩は半年から一年ほどで自然に治っていくことが多いようですが、長い人だと2~3年かかることもあるようです。
私の経験上、横向きで寝る習慣がある方には特におこりやすいようです。
仰向けで寝ようとすると背中や腰、首などが痛くなる為、横向きで寝ます。
その時いつも同じ側を下にして寝る習慣が付くと、いつも下になっている側の方が五十肩になりやすいようです。
そして、そちらを下にして眠れなくなると、今度はその反対を下にして寝るので、反対側もなってしまうという人もいるようです。
一度五十肩になってしまうと治療をしても、簡単には良くならないので、ならないように普段から良く動かして血流を悪くしないことが大切です。
五十肩になると段階によって対処方法も異なります。
痛みがどんどん増していき、動作が悪くなっていく急性期は、あまり無理に動かしたりしない方が良いと考えられています。
およそ1~2ヶ月と言われています。
その後少し痛みが落ち着いてきて、変化の少ない慢性期がきます。痛みが落ち着くといっても、動かすと痛みはあります。
慢性期には、なるべく良く動かしていく方が回復の近道になります。慢性期には温めるのも効果的なようです。
およそ2~3ヶ月と言われています。
回復期になると、今までのこうちゃく状態が嘘のように、どんどん動きの範囲も回復してくる時期です。
この時期にもしっかりと、腕の動きが回復するように、積極的に肩の可動域を広げていく必要があります。
この回復期はどれだけ動かせるかが勝負なので、完全に動きが回復するまでの期間は人によって随分さが出てきます。
自分で意識的に動かさないと、肩の動きは回復してきませんので、慢性期以降は積極的に動きの回復が必要になります。
慢性期以降の動きを回復したい時には、整体によってどこが固まっているのかを説明や、施術を受けながら体感すると、より早く動きを回復させられます。