肩こりのお話 犯人はそいつじゃない
今の時代なのか昔からなのか分からないけど、本物を見つけるのは大変なことですね。
ちょっとたとえ話を聞いてください。
肩こりのAさんという人がいます。
Aさんが整体院に行きました。
B整体院とC整体院です。
B整体院では、
「Aさんの生活ではストレスが多くて肩こりになっている。
もっと○○してはどうか?それが難しければ、メンテナンスとして通われるといいですよ。
通うペースはAさん次第で決めていいと思います」と言われました。
C整体院では、
「Aさんは姿勢の悪さから背骨の歪みと、骨盤のズレがある。これを治す為には毎週一回三か月通ってください。
その後はメンテナンスとして二週間に一回受けないと、また背骨がズレてきてしまいます」と言われました。
B整体院とC整体院では、どちらが良いでしょうか?
B整体院ではまず肩こりはライフスタイルの結果だと。
悪い言い方をすると、あなたの過ごし方が悪いと。
C整体院では背骨がの歪みと骨盤のズレを指摘されました。
しいて言えば姿勢が悪いと。
そして、治るために必要な期間などはB整体院では明言していませんが、C整体院では週一回三か月と明言されています。そしていずれの整体院もメンテナンスをお勧めしています。
B整体院ではまたペースも明言していませんが。
どちらが正解とかは一般の人には分からないですよね。
どちらも不正解かもしれませんし。
ちなみにうちはB整体院スタイルです。
C整体院はおそらくその他の大多数の整体院のスタイルだと思います。
身体のどこかに異常個所を指摘して、それを治せば治ると明言してくれます。
私はB整体院のスタイルなのでC整体院のスタイルを良しとしていません。
明言されると安心するという心理が働きますが、そもそもそれが正しいかどうか判断できませんよね?
よく姿勢が悪いと肩がこると言いますが、これは正しいのでしょうか?
肩こりは社会人になってからなる方が多いです。
小さな子供のころは肩こりになっていない人が大半です。
では子供の頃の方が姿勢が良かったですか?
同じように仕事をしていて肩がこっていない人は姿勢がいいのでしょうか?
肩こりも好不調の波があると思いますが、調子がいい時は姿勢がいいのでしょうか?
その時だけズレが治っているのでしょうか?
よくよく考えると矛盾が見えてきます。
B整体院の言うストレスの話は、聞いたことがあっても、どうしようもないじゃないかと思われるのでしょうか。
でも話をしていると、ストレスというものはわりとみなさん嫌なことだと思っています。
嫌なことは避けようがないからどうしようもないと。
避けられないものだったらしょうがないですよね。
でも大事なことは、変えられることがないか見直すことだと思うのです。
まぁそういうことを考えるのが面倒というのはありますよね。
だから、ズレていると言われる方が気が楽なんですよね。
ただ私から言わせると、面倒だからということで、冤罪事件をそのまま処理しているようなものだなと思うのです。
原因追究すれば真犯人が見つかるかもしれないのに、警察は面倒だからそのまま犯人を犯罪者にした方が楽なのです。
いやまぁたとえ話ですから、警察に対してどうこう言っているわけではありません。
とりあえず犯人らしきものを捕まえて、懲らしめるものの、本当の犯人でなければ同じ事件は何度でも起こります。
せめて犯人を捕まえられなくても、犯人がどこにいてどんな時に問題を起こすのか知っていてほしいなと思うのです。
いやなことだけがストレスじゃないですからね。
紐解いていくと理解してもらえることも多いと思います。
そもそもの話、C整体院では症状を治す為の鍵を握っているのは、AさんではなくC整体院です。
B整体院ではアドバイスはしても、治るための鍵をAさんから奪い取るようなことはしていません。
健康のカギを他人に平気で握らせている人が多いような気がします。