慢性疲労
日本ではまだあまり、なじみの無い病名ですが、副腎疲労症候群と言うものがあります。
症状は以下のようなものです。
朝起きられない、立ちくらみがする、何をしても楽しくない、
物忘れがひどくなった、花粉症・アレルギーがひどい、
とにかく疲れやすい、毎日をやっとの思いで過ごしている、
月経前症候群(PMS)が強くなった、カフェインが無いと仕事が出来ない、
ストレスに対処できない、夕食後やっと元気になる、頭が働かない
上記のような症状があるのが特徴です。
過剰なストレスや長期的なストレスにより、副腎の働きが悪くなるというものです。
副腎はストレスに対抗するためのホルモンを出す組織ですが、
ストレスが過剰になると副腎自体が疲労し働きが悪くなります。
長時間の労働や、過剰なストレス、夜更かし、その他にも
身体の疲れが取れない理由の中に、食生活に原因があることもあるようです。
例えば炭水化物の多い食事をしていたり甘いものが好きだったり、
肉や魚を避けているとか、偏食がある場合には、それらが原因になっている可能性があります。
砂糖などの糖類を取ることで血糖値が急上昇して、それを下げるためにインシュリンが出て、
急激に下がると今度はコルチゾールやノルアドレナリンを出すなど、
血糖値のコントロールの為にホルモンの分泌が過剰になって疲弊してしまうという現象です。
お肉や魚を避けたりすると、たんぱく質やヘム鉄が足りなくなります。
たんぱく質は筋肉の原料でもありますが、脳内ホルモンの原料でもあります。
やる気などにはホルモンの影響も大きいのです。
鉄分は血液の重要な成分で体中に酸素を運ぶ作用があるので、少なくなると酸欠状態になるので疲れやすくなります。
また、自律神経の働きが悪くなると、睡眠の質が低下するので、自律神経の為にも
身体の緊張状態を取ることも大切になってきます。
食事の問題点があるならば見直す必要がありますし、問題ないならば、
身体の疲れを取る為に整体を受けるのも一つの方法になります。
甘いものを食べたくなるのも、ストレスの影響もありそうですね。
ストレスに負けない体つくりが、生活の質を落とさない第一歩ですね。