自律神経失調症
自律神経失調症は様々な症状があります。
自分で調節していない体のシステムはすべて自律神経が関わっていますので、内臓や血管・リンパ管などそれらの不調で、なおかつ病名の診断が出来ない場合につけられます。
何もないのに動悸がする、めまいがする、不安になる、頭痛がするなど、様々な症状がかさなって発生すると自律神経失調症とつけられるようです。
しかし、体調不良そのものはすべて自律神経でコントロールされているので、この診断を受けたから特別というわけではないと考えます。
肩こり一つでも血流で起るので、肩こりも自律神経の症状の一つだったりします。
自律神経は心と体をつないで調整してくれるものですので、精神的なストレスが大きくかかわってきます。
少々のストレスや緊張は眠てるうちに解消されたりするのですが、緊張の抜けない生活をしていると、バランスを取ることが出来なくなって、様々な症状に悩まされるようになります。
自律神経が乱れてしまった場合はとにかく力を抜くことが大事です。
しかし、力を入れてるつもりはないのです。自律神経が勝手に力を入れてるだけですから。
寒い時は全身の力が入ります。寒さから体を守ろうとする自律神経の働きですが、ストレスを感じた時も同じように身体を守ろうとして力が入るように出来ています。
つまり自律神経失調症と言われるくらいになっている方に、力を抜いてくださいと言ったところで、自分ではどうしようもなくなっているのです。
整体では勝手に力が入っていた筋肉を刺激することによって、力を抜いていきます。
少し力が抜けてきたところで、その方に体操をお伝えして、力の入れ方、抜き方を覚えて頂きます。
自分で力を入れた分には抜けるのです。
そうやって自律神経にコントロールされていた筋肉のコントロールを自分で出来るようにしていくことで、力を抜けるようにしていくのです。
施術を受けていると、眠たくなることもあるのですが、緊張が解けてリラックスすると眠たくなるようになっています。
自律神経失調症の方は、日常生活に緊張する要素が多くあるので、カウンセリングによって気持ちを楽にして、どう対処していくかを一緒に考えていくことが大切だと思います。
周りに心配かけてはいけないと思って言えない、言わないようにしている不満なども、人に話すことで楽になることもあります。
整体をする人がそれを聞けるかどうかは先生の考え方によると思いますが、私はそういうのを聞くのもその人の身体を楽にするために必要な過程かなと思います
心を楽にする。
身体を楽にする。
また固まらないように体から気を付ける。
また固まらないように心の持ちようを考える。
これらの結果症状は消えていくものと思います。
やることはただ力を抜くだけ。
方法は色々です。
あなたに合った力の抜き方を一緒に考えていけたらと思います。