年のせいです
なんか人って都合のいいように情報を利用するなぁって思います。
体の痛みとかって、けっこう年のせいにすること多いですよね。
誰かから年のせいにされたり、自分で年のせいにしたり。
で、本当に年のせいなのか。
体の痛みに関してはあまり年のせいはないと思う。
し、年のせいにしない方が良いと思う。
少なくとも自分は年のせいにしたくない。
だいたいよく聞くのは、
膝が痛くなるのは関節の軟骨が削れたせい(年のせい)
脊柱管狭窄症になって腰痛になった(年のせい)
その他モロモロあちこちに出る痛みをまとめて全部、年のせい
年のせいにしてしまえばそれまでなんですよね。
これは治療者側が言う場合は、
「私には治せません、だからこれ以上何とかしてと相談してこないで」
というギブアップ宣言です。
自分で年のせいと言う場合は、
「色々やってみたんだけど良くならない、これ以上の努力はしたくない(できない)から年のせいにしよう」
という免罪符なんですよね。
私はバドミントンをやっているんだけど、そういうサークルでもよく聞く話
膝とか腰とかでよく聞きます。
相談されているわけでもなく傍から聞こえてくるだけなので、いちいちアドバイスをするわけにもいかず。
そもそも年のせいにしている人は、もうそれで済ましたい人なんだから、アドバイスを喜んではくれない。
余計なお世話なんですよね。
ライフスタイルが原因ですよ
運動不足が原因ですよ
体の使い方が原因ですよ
治すためのお手伝いは出来ても、治すための努力は本人にしかできない。
そもそも痛みと向き合う気のない人には、馬の耳に念仏なんですよね。
人のやさしさっていろいろです。
同調、共感するやさしさもあれば、
進むべき道を示して手を引くやさしさもあると思う。
お腹が減った人に、食べ物をただ与えるのか
魚や動物の取り方、食べ方を教えるのか
たぶん私は後者の方なんだと思います。
前者のやり方の方が依存させることになりますよね。
それって相手を尊重していないような気がします。
施術で痛みをとって、自分でどうしたらいいのか何も教えない。
それって依存させるだけで相手の幸せを願ってない気がする。
まぁこれは私の感覚であって正しい正しくないではないと思う。
でも私はみんな死ぬまで健康体でいて欲しいので、年のせいにして諦めてほしくないと思うのです。
年のせいにしたら、良くなることはないと決めたことになりますからね。
年はどんなに頑張っても減りませんから。