自律神経のお話
体調不良に悩む方がよく言われる、
「自律神経が乱れています」の自律神経です。
聞いたことはあるけど、よく分からないという方が多くいらっしゃいます。
自律神経は人の身体を健康に保つために備わっている、自動調整能力のことです。
交感神経と副交感神経という二種類の神経があります。
日中など活発に活動するときには交感神経が働いて、脳への血流を増幅して、思考に集中できるようにさせます。
夜など活動状態から休息状態になる時には副交感神経が働いて、全身の血流が良くなり、食物の消化や体の修復活動などを体内で行えるようになります。
この二つがバランス良く働いていれば、健康でいられます。
でも最近は夜でも電気をつけて活動できるので、休息の時間が少なくなってしまい、自然と活動の時間が多くなりがちです。
活動と言っても、運動だけをさすわけではなく、頭で思考するのも活動の一つで、交感神経の働きです。
悩み事、考え事を一日中、寝る直前までしてしまっていることも多くなっています。
そういう生活環境により、副交感神経が働きにくくなり、身体の回復が間に合わなくなって、色々な症状が起こるのです。
自律神経失調症というのは、自律神経の働きでコントロールされているもの(内臓全般・ホルモン全般)による不調で、病名がつかないものに対して言われるそうで、病名(診断名)というわけではないようです。
ですので、自律神経失調症と言われたからといって、過剰に不安になることも無いと思います。
環境によって発生することが多いので、簡単に対処は出来ないけれど、必要なことは力を抜くことです。
自律神経がおかしくなっていると言われて、線のような神経が変になっていると思うかもしれませんが、あくまでも「働き」がおかしくなっているので、神経が切れているとかそういう心配はありません。
大切なことは力を抜いて気持ちを楽にすることです。
自分で力を抜いて楽になることが出来なくなったら、整体を受けるチャンスです。