体操選手の手首の痛み
子供の頃「ガンバリスト! 駿」が好きでした島本です。
知らない方も多いと思いますが、90年代半ばに放送された体操選手が主役の漫画です。
もともと体操競技系が好きだったこともあり、アニメを見ては逆立ちに励んでいた為、座った状態から逆立ちが出来るくらいには得意になりました。
今でも逆立ちはある程度出来るのが、人に誇るほどでもない特技の一つです。
先日施術を受けに来ていただいた、体操をやっている学生さん。
今年の4月頃から手首の痛みが出てきて、良くなるどころか悪化してきて施術を受けにきてくれました。
あん馬という競技が致命的にできなくなったそうです。
以前来た別の患者さんは鉄棒ができないという方もいたので、痛め方は色々なのかな?と思います。
そして、今日2度目の施術だったのですが、手をついて小指側に体重をかけると痛みが出るのが、イマイチ痛みが取れきれない感じでした。
念のため他の筋肉も押してみたところ、以前からそのあたりも痛みがあったそう。
よくよく話を聞いてみると、三年前くらいから軽い手首の痛みが続いていたらしいのです。
その痛みは競技が出来なくなるほどの痛みではなかったので、テーピングを巻きながらごまかしながら続けてたそうです。
そして今年出た手首の痛みは、耐えられる痛みではなく競技が出来なくなったという事で受けに来たようです。
取り切れない痛みの一部は、また別の筋肉だったようです。
痛みってどこに出るかによって微妙に原因が違ったりするんですよね。
そして、痛いけどこのくらいなら大丈夫と言うものもあれば、誤魔化しがきかない痛みもあるのです。
手首にテーピングを巻いてる体操選手って多いですよね。
もしかしたら、手首に負担がかかるから仕方がないくらいに思ってる人が多いのかもしれません。
手首の真ん中のあたりに出る痛みも、筋肉をちゃんとケアすれば痛みなくなりますからね。
親指側の痛みも。
手首の痛みがひどくなれば練習の難易度を上げることができないのだから、こういうケアの仕方もみんな知ってた方がいいんじゃないかなと思います。
自分でできることは自分でやりながら、出来ないものはちゃんとプロにやってもらう。
ブレイクダンスをしてる方も体操選手も手首にかかる負担は同じ系統かなと思います。
ダンサーなどもよく受けに来てくれるので、手首の痛みは仕方がないものじゃなくて、ちゃんとケアで克服できるものって、伝わっていくといいなと思います。