ちょっと何言ってるか分からない
バイクに長時間乗っていると、尾てい骨が痛くなる。
とか思ってたのですが、尾てい骨って存在しない骨なんですよねぇ。
ということで、今日はみんなが普通に使っている言葉で、実はちゃんと伝わらないことの話をします。
尾てい骨って解剖学上存在しない骨ですが、だいたい仙骨か尾骨を差して言うことが多いです。
時々坐骨のことを言う人もいるので、
「尾てい骨が~」
って言われたら、
「えっ、どの辺ですか?」
と言って直接確認することが多いです。
同様に伝わらないことを、TFCC損傷とかの手首がらみのことで言うと、
「手首の内側」
とかよく言われるけど、これもどこのことか分かりません。
「手の甲が見える状態の内側なら親指側のことだし、その反対なら逆だし、そもそも手のひら側のことを内側と言ってるのかな?どこだろう?」
ってなります。
「親指側にひねると痛い」
というのも、
「手のひらを下に向けて、手のひらが外に向くようにねじること」
なのか、
「親指側に手首を倒す」
ことをひねるというのかも?
と思ったりします。
他にも手首を外に曲げるとか、スタートポジションが分からないと分かりません。
お客さんの施術中に電話が鳴って、その対応中とかだと、あまり話を長引かせるわけにもいかないので、
「ちょっと何言ってるか分からない」
と思いつつも、そのまま予約を受け付けたりしてます。
動かして、動きの強度で痛みが変化していれば、どこの痛みでも対応は出来るからです。
人っていろんな状況で表現が変わるから面白いですよね。
普通っていうのも結構バラバラでね。
例えば、
車の運転をしている時に、交差点で信号待ちしてます。
信号が青になったのに、前の車が気付いていないときどうしますか?
普通なら、ちょっと待って気付いていなかったら、クラクションを軽く鳴らしますよね?
って思ってたけど、鳴らさない人も結構いるとか。
むしろ鳴らす人のことを「せっかち」だの、「おらついてる」だの言う人もいてビックリ。
ブーー!って強く鳴らすならイラついてるなと思うけど、軽くプッて鳴らすのは優しさじゃないの?って。
「鳴らして教えてあげてる」だと思っていたのに。
この話も、車に乗らない人からしたら、
「ちょっと何言ってるか分からない」
なんですよね。