私の手首は治っていますか?
痛みって本人にしか分からないんですよね。
本人にしか分からないのに、手首が治っているかどうかを他人が判断することはできるのでしょうか?
以前知恵袋を見ていてこんな質問が上がっていました。
簡単に言えば、
「三か月固定をして、ドクターにもう治っていると言われたけどまだ痛い。
こんな状態でスポーツをしても大丈夫でしょうか?」
というような質問でした。
そして、この質問に答えていたのはおそらく医療関係者の方ですね。
痛むときは無理に動かさないほうがいいと。
痛みがある限りは動かすなと。
痛みが取れなかったら手術しかない。
っていう流れなんでしょうね。
靱帯や軟骨が治ったかどうかは判断できるのでしょうか?
そして、この人のように医者から、もう治ったと言われても、まだ痛いなら治っていないですよね。
痛みなら、本人が自覚できるのに、画像結果でこれが切れてる、これが悪いって言われたら、それが気になってしまうんですよね。
損傷しているのに、動かしていいのだろうか?とか。
たぶんこの辺の疑問は、ある種の呪いにかかっているのだと思います。
手首の痛みに限らず、この手の呪いがあるのです。
こちらは心療整形外科とご自身を表現する医師のブログです。
この先生は腰痛などを切り口に説明してくれていますが、膝の痛みでも同様の話をされています。
変形性膝関節症と言われても、それが痛みとはつながらないケースが多いと。
変形していると言われたら、そのせいだと思ってしまうかもしれないけど、変形してても痛みがないこともある。
だから、画像診断の結果に踊らされてはいけないのです。
医師は教育された専門家です。
だから、教えに背くような話はなかなかできないのです。
私のような整体師は、医師免許もない医療に関する部外者です。
本当のことを言いたくても言えない専門家と、本当のことを言ったところで責任も取れない部外者というのが、患者さんが頼りにしようとしている人たちの正体です。
そういう意味では、上記の先生のように現在の医療のありかたを指摘できる先生は稀有な存在だと思います。