怪我と不調は違う
子供の頃、骨折に憧れました島本です。
子供の頃って、強い男に憧れるというのがあったのですが、その関係で怪我をすることにも憧れがありました。
死闘を繰り広げたあと、戦士たちが帰ってきたとき無傷だと、「?!?」ってなりますよね。
傷だらけで怪我をして帰ってくる。
それを乗り越えるから男は強くなっていく。
そんなイメージから、腕を骨折して腕を吊るしてる姿に憧れがありました。
私は一度も骨折をしたことがありません。
小学生の時はバスケをしていたので突き指を何度もしましたが、指の骨すら折れたことがないのです。
何度、
「あっ、これは折れた!」
と思って落胆したことか。
余談が長くなりました。
怪我と不調は違います。
怪我というのは何かがあって起こるものです。
交通事故で怪我をするとか、スポーツをしてて怪我をするとか。
何かアクシデントがあって起こるものですよね。
それに対して不調は、普段通り過ごしてて、調子が悪くなることです。
私が筋肉のケアで良くなるよ!と話してるのは怪我だからです。
何かがあって動けなくなった筋肉があるので、それを動けるようにしたら良くなるのです。
私が力になれない不調というのは、何事もなく起こる現象だからです。
いわゆる自律神経がらみ。
自律神経というのは体と心と環境のバランスをとってくれてる神経です。
体を休ませたければ、休める環境を作るのです。
風邪をひいて熱が出るとか、お腹が痛くなって動けなくなるとか。
だから、自律神経が原因で痛みが出てるとしたら、直接力にはなれないのです。
本人が無理してると自覚しないと、誰も止めてはくれません。
だから、もうやめてと体が先に悲鳴を上げるのです。
何かをやめたいけど、やめたいと言えないから、やめても仕方がないと思われるような症状をこしらえてしまったり。
痛めたのなら何とかできるけど、痛みを出してるのなら本人がそれと向き合わない限りどうにもならないのです。
怪我は肉体的に無理をするとなる、適切に対処をすれば治る。
体調不良は精神的に無理をすれば出るのです。