学生さんの事情
学生の時間って短いですね。
考えてみたら小学校が長いと思っても6年
中学と高校に至っては、それぞれ3年ですね。
スポーツをやっている学生さん。
1年生からレギュラーなんていう人はかなり少数派。
2年からレギュラーになるのはほんの一握り。
ほとんどの人は、3年生が引退した2年の夏以降が一番輝ける時期なんですよね。
そして、自分たちの時代だ!って活躍できるのは一年くらいしかない。
一年、二年の間はセミで言うところの土の時代。
セミの黄金時代は一週間。
それに比べたら長いと言えば長いけど、たった一年なんだなと思うと、貴重な時間ですね。
今くらいの時期から、よく相談を受けるのが高校球児。
春の選抜に間に合わせてあげたいとか、春には間に合わなかったから、せめて夏の甲子園には出場させてあげたい。
などという理由で良く来られます。
他の競技の子も、もちろんたくさん来るのですが、野球部の子たちは来る期間が集中する気がします。
チームに迷惑が掛かる。
代表に選ばれたのに、周りの子たちに悪い。
小学校からやってきて、あこがれの甲子園。
本戦出場できなくても、戦わせてあげたい。
そんな親御さんが多いような気がします。
自分は一年の夏から二年の秋まで、手首の痛みで苦しみました。
三年生がいなくなるかなという頃、数か月安静にしたのに、痛みがぶり返したとき、心の糸がぷつりと切れて、退部しました。
輝かしい成績なんて残せなくてもいい。
練習を頑張って、その力を試して全力でプレイしたかった。
もう二十年も昔のことですね。
今思い出しても涙が出てきます。
私を泣かそうと思ったら、この頃の話を聞きだすと簡単です。
でもこの時の思いがあるからこそ、手首の痛みが治ることを広めたいというモチベーションになるのです。
モチベーションが高いから、希望を奪うようなことを言う医療関係者に腹を立てるのです。
何を信じるかはその人次第だから、私が地団駄踏もうが、救える人は限られるんですけどね。
本人の治したいという気持ちが無かったら何も始まらないけど、本人が本気で治したいと思っているのなら、連れて来てほしいなと思います。
治ったら言い訳もできなくなるけど、それでもいい?
手首の痛みがなくなったら、また別の悩み(思い通りのプレイが出来ない)が出てくるけどそれでもいい?
手首が痛くなることで、いろんなことを学んだり体験をしたりして、すでに気づきが起こっていれば、もう痛みがなくなってもいいんです。