病気と怪我の違いについて
病気と怪我の違いについて、皆さんは考えたことありますか?
私はちょくちょく考えてました。
つい最近は、良くなる症状と良くならない症状を考えたときに、この説明が必要だなと思ったのです。
怪我は、何か物理的な外力が加わって肉体の異常が生じるもの。
捻挫とか骨折とか、火傷とかだと明確ですよね。
少し不明確なもので言うと、テニス肘とか野球肩とか、アキレス腱炎とか。
不明確なものは、事故的なものではなく、蓄積的なものだから、発症の最後のきっかけはたいしたことなかったりする。
アキレス腱断裂とか、ハムストの肉離れとかも、普段通りのスポーツの中で起こることがありますよね。
それに対して病気というのは、特に外力が加わったとかがなく、肉体や精神に異常が生じたりするもの。
風邪とか癌とか糖尿病とか。
外力が生じなくて起こるので、原因を特定するのが難しい。
風邪なんかはウイルスに感染したりするのだけど、風邪を引き起こすウイルスなんて、そこら中にあるから、ウイルスのせいというより、ウイルスに侵略を許した身体の状態のせいなんですよね。
その理由は、疲れとか栄養不足とか、他にも精神的なストレス等色々関係する。
で、怪我で痛みが発生するのは、みんな理解できると思う。
けど、痛みというのは病気でも発生する訳です。
リウマチとか痛風とか、ガンでも痛みが出ます。
私が力になれるのは、怪我的な痛みなんです。
その中でも、手首の痛みに関しては、誰よりも力になれるように、専門化したんです。
きっかけは分からなくてもいいんです。
さっき怪我の説明でしたように、蓄積的なものは明確なきっかけは気づかないこともあるから。
でも、肉体的な痛みなら、一定の法則がある。
その一つが、特定の動作で痛むかどうか。
この動きのここまでは平気だけど、ここから先は痛む。
この動きは平気だけど、こうやって力を入れると痛む。
そういうのは割と良くなる痛みなんです。
怪我の状態の違いで、ちょっとの動きでも痛いのか、ほとんど平気だけど、ほんとに限られた時だけ痛むこともあります。
私が力になれないのは、
なんか急に痛くなる。
何かしたあと痛くなる。
痛みを自分でコントロールできないものです。
怪我だったら、怪我したとこを触らなけば痛くない。
動かさなければ痛くないのです。
もちろん怪我の状態によっては、動かさなくても痛いんだけど、触るとか、動かすとかすれば、もっと痛くなりますよね。
それに対して、病的な痛みは、自分で痛みをコントロールできない。
痛くない状態にも出来ないし、意図的に痛みを出すこともできない。
痛む時は痛むけど、痛まない時は痛みを出せない。
病的に痛む方は、視点を変えないといけない。
とりあえず病的な痛みの方は置いておいて、怪我的な痛みの人は私に相談してほしい。
医学の世界は、手首小指側の痛みを、靭帯・軟骨の損傷だと判断したんです。
それでTFCC損傷という名前がついたんです。
でもTFCC損傷と診断された方でも、私が触ればその場でたいがい痛みは変化します。
軟骨や靭帯はその場で変化しますか?しませんよね。
だから、変化するなら軟骨や靭帯も冤罪なんです。
怪我はほっといたら治るみたいに思ってる人もいるけど、ほっといても治るやつと、ほっといたら治らないやつがあるだけです。
知らないと損ですよ。