何かが出来なくてもいい
人の魅力は何かが出来ることと思われているかもしれないけど、それは目立つものであって、目立たない魅力っていうのもありますよね。
記憶力が良くて頭がいい人は、学校の成績が良かったり、知識が多かったりするから、尊敬されやすい。
スポーツの能力が高い人も、そちらの世界で目立つので尊敬されやすい。
絵を描く能力が高いと、人には真似できない作品を作ることが出来るから、尊敬されやすい。
目立つことが出来ると、単純に
「すごいなぁ」
って尊敬されるんですよね。
でも、そういう目立つ何かが出来なくても人の魅力ってあるんですよね。
口達者な人もある意味目立つけど、口下手な人って無理にしゃべらなくても、話の聞き役になることが多い。
人って話すのが好きな人も多いから、余計な話をせずに、うんうんと聞いてくれる人って魅力的です。
能力の高い人は尊敬もされるけど、そういう人と一緒に働くと、劣等感を感じやすい。
だから、能力が高くない人と言うのは、相手に劣等感を与えないという点で魅力的だったりする。
ある点で能力が高くなくても、他の場面では人並以上に活躍したりもする。
極端な話、本当に何もできない人がいたとしても、その人をお世話をすることで仕事をもらう人もいる。
サービスを受ける側と言うのは、相手に仕事を与えて、相手に生きがいを与えるということでもある。
人は自分が誰かの役に立てたと思うとき、生きている喜びを感じることが出来る。
人は自分が誰かの笑顔を引き出せたとき、生きている喜びを感じることが出来る。
だから、自分が何かを与える役が出来なくても、相手に生きがいや喜びを与えることが出来る。
だから、何もできないなと、思い悩んでほしくないなと思います。
出っ張った特技とか、才能とかなくてもいい。
何も特別な能力がなくても、十分魅力的なんです。
無駄な人間なんていない。
生きている人は、自分らしく笑顔で生きられるようにすれば、魅力的になれる。
自分らしさを失えば、苦しい生き方になるから、笑顔も減るし、険しい顔になるし、人に険しい顔をしてしまうようになる。
って、人間的に未熟な自分が言っても、ほとんどの人には響かないかな。
自分を許して、人も許して、余裕のある社会がいいな。