怖さは無くならない
怖いって現実じゃなくて、妄想なんですよね。
痛いは感覚だけど、怖いは感情だし、想像で怖いだったりします。
今日も順調な経過の方が来られて、そんな話をしました。
順調に経過して、好きなスポーツにも復帰して、もう何回も出来たと。
だけど、まだ悪化するのがこわくて、サポーターを一応つけていると。
順調に回復してきているのは、私の施術のおかげもあるけども、本人のケアがある程度うまくいっているのです。
だから、もし痛みが悪化したとしても、自分でけっこう改善できるようになっているはずなのです。
はず、と言うのは、やってみないと分からないから。
普段通りのプレイをすると、どのくらい痛みが戻るのかは、やってみないと分からない。
サポーターを外したら、どのくらい痛いのかは、外してみないと分からない。
痛みがぶり返したとして、本人がどのくらい取れるのかは、やってみないと分からない。
もう全然大丈夫になっているかもしれないし、まだまだ満足にはプレイできないかもしれない。
恐怖心が無くなってからやろうと思っても、なかなか無くならないのです。
なんなら、チャレンジを遅らせば遅らせるほど怖くなる。
長縄跳びで、「お入んなさい」ってやるやつでも、
最初に入った人は失敗しても、まだ誰も飛んでないから仕切り直しも楽。
なのに、怖いからって最後の方にやった人は、引っかかると責任重大。
手首の痛みも、チャレンジを遅らせれば遅らせるほど、それまでにしまもと整体院に通った回数も増えてしまう。
2.3回で痛みがぶり返すよりも、10回通ってから、来る前の痛みにぶり返したほうががっかり感も大きくなってしまう。
やっても大丈夫を知るには、やってみないといけない。
だから、心配だったら、どのくらいまでやってみたらいいか相談してもらえると、ある程度はアドバイスができるのです。
普段どのくらいやっているかを聞いて、現時点でどのくらいまでやってるかを聞いて、このくらいから試したらいいよと。
施術に受けに来る人はみな、
「本当に良くなるのかな?」
と半信半疑で来た人ばかりです。
私を信じようとしたのと同じように、自分も信じてみてください。
そこから先、どこまで信じてついてこれるか。
ケアが上手になる以外、解決の方法はないのです。