転ばぬ先の杖
転ばぬ先の杖は転ぶ前に転ばないようにする方法
そのほかにも、上手に転ぶ方法や、転んでも大丈夫にする方法がある。
そっちが意識できない人も多い。
転ばないということが出来ない場合、上手に転ぶ方法や、転んでも大丈夫にする方法を知らないとパニックになってしまう。
バイクに乗っていて砂利道とか入ると、怖いんですよね。
でも砂利道になれておけばパニックにならずに済みます。
私は心が子供だったりするので、砂利道を見つけると、周りに車がいないことを確認すれば、わざと強くブレーキを掛けたりして、どのくらいでタイヤが滑り出すかチェックしたりしていました。
転んでもそんなに危険がない範囲で、危険な運転をするのです。
わざわざバイクで雪山に走りに行ったりするんですよね。
これがまた楽しい。
ブレーキでの滑り具合の他にも、アクセルを捻った時どのくらいで滑るか、後輪が滑った時にはどうやってバランスを立て直すか。
そういうのを身につけるから、いざと言うとき冷静に操作出来たりするのです。
あと、転ぶかもと思いながらやっていると、もし転んだとしても受け身を取れますが、意図せず転ぶと大けがにつながったりもします。
身体の痛みでもそう。
今の自分はどのくらいまでは、痛くなく動かせるのか、把握しておけばいいのです。
ゆっくり動かせば、痛みも驚くほどきつくはなりにくい。
じわっと動かすことが出来るかどうかも、普段からじわっと動かしているかどうか。
ここから先が痛いって分かれば、普段もここまでは使っても大丈夫になるんです。
そうやって、体としっかり向き合えば、無理をしてもちゃんと対処できるようになってくる。
普段体のことを完全に無視して、向き合うこともしないから、何かがあった時に、痛みがコントロールできず、パニックになってしまうのです。
でも痛みって、本人にしか分からないですからね。
お医者さんも、有名な施術家もリハビリの先生も本当の意味では、痛みは分かってはくれませんからね。
どこまで大丈夫か分からない人にアドバイスを求めるから、危ないことは全部禁止されてしまうのです。
危ないことを避けていれば良くなるというわけではないし、安全に全振りした結果、別なところに問題が起きて人生がめちゃくちゃなことになったりもするのです。
感染症対策で、自粛と言う名の、強制を発動すれば、
「飲食店、観光・旅行業の倒産大量」
「その他サービス業も含め、失業者大量」
「出歩かなくなったお年寄りの廃用性委縮・認知症悪化」
「様々なところで人々が衝突しあう」
と言うことが起こるのです。
身体の痛みを、「強制的な安静」いわゆる固定などをすれば、
「関節の拘縮」
「筋力の低下」
「関節の変形(軟骨が無くなったり、骨棘が出来たり)」
で結局は固定のせいでより固まって、より症状が悪化するのです。
その結果苦労するのは、アドバイスをしている専門家ではなく、庶民・本人です。
リスクゼロはないのだから、冷静に判断しないといけないのです。