自己ケアのページを読む方へ
当院のTFCC損傷の方向けの自己ケアのページは、ケアの方法の一部です。
まず手首の小指側に痛みを出す筋肉は、少なくとも3つあります。
それぞれケアの方法が異なりますが、うちに載せているのはそうのうちの一つ。
しかも、その一つの筋肉のケアのまた一部です。
一番大事なミソというのは、痛む動きが大事になります。
痛い動きをすることが大事なのですが、それは原因を特定できているから出来ること。
特定できていないのに、痛い動作を繰り返せば悪化する恐れがあります。
私が施術をしてもいない人に、その責任は持てません。
実際に私の施術を受けに来た方に、施術を施した後、自分でも同じようにケアをしてもらうために、自己ケアの方法をお伝えします。
しかし、目の前で手取り足取り教えても、なかなか私と同様には効かせられないのです。
筋肉の場所、強さ、動かし方。
どれか一つでも足りないと効果が無いのです。
掛け算みたいなもので、どこかが0点なら、0点のケアです。
場所を間違えば効くわけがないし、押す強さが弱ければそれも効果なし。
かといって力任せにやればいいのかと言えば、そんなことしたら筋肉が傷むだけの可能性もあります。
アザになったり、ボコボコと変な凸凹が出来る人は、力技でやりすぎています。
だから、載せているケアというのは、ざっくりこういう筋肉だよ、押してみて良さそうならどんどんやって。
と、ざっくりのケアを載せているのです。
手首の小指側の痛みを治す方法を見つけたばかりの私は、ここさえケアしたら良くなる!
って思ったのです。
私が痛めた筋肉は尺側手根伸筋だったから、自分にはそれだけでよかったのです。
でも、その後多くの人の施術をしているうちに、まだ他にも二つあることに気付いたのです。
これから先まだ増える可能性もゼロではありませんが、理屈的にはほぼないと思います。
これだけで良くなる!というシンプルなものほど魅力的です。
でも、簡単に良くなるなら、世界中で治りにくいケガとして扱われることもないのです。
ですので、施術を受けに来れない方は、参考程度にして、いろいろ触って効きそうなところを探してください。
施術を受けに来られた方は、教わった筋肉と、載せているケアの筋肉が違う可能性があるので、気になる方は聞いてください。