どうにかしようとしてはいけない
世の中には、引き寄せの法則という怪しげなものがある。
自分の頭の中で感じていることに反応して、現実世界に現象が起こると。
つまり、その人の人生はその人が思ったように、感じたように作られるという事。
でも、そんな都合のいい話あるわけないと思う人もいる。
思い通りにいかないのが人生なのだから、こんな人生自分で引き寄せてないと。
例えば、お金持ちになりたい人がいるとする。
もっとたくさんお金が欲しいと思ったとする。
引き寄せの法則で、お金が入ってきてくれることを期待するのだけど、この場合引き寄せるのはこれだ。
「お金が欲しいという現実」
つまり、お金が無くて、「お金が欲しいな」と思う現実が引き寄せられることになる。
実に忠実に、思ったことが現実に。
だから、この場合お金が手に入る引き寄せの思考は、
「お金がたくさんあって幸せだなぁ」
と感じること。
お金があったらこんなことして、こんな風に過ごして。
というお金がある状態を思い浮かべて、幸せな妄想をするのが大事だとか。
とまぁこういう話を、なるほどなぁと聞いて感心して、
「あると思います!」
と思っているのです。↑このネタ古い?
となると、私が手首の痛みで悩んでいる人たちに対して、
「どうにかしてあげたい」
と思っていると、
「どうにかしてあげたい」
と思う現実が引き寄せられるという事。
と、同時にここに来る人は、
「どうにかしてほしい」
という方が集まるという事。
これは辛い。
だから、どうにかしてあげたいなんて思ってはいけないのです。
痛みが取れるって楽しい!
って感じて、そのエンターテイメントを体験してもらう、というイメージの方がいいのかもしれない。
手首の痛みが無くなって、治る。
というイメージをしてもらうためのきっかけづくり。
だから、施術をしたら良くなると信じるかどうかは、その人次第ということか。
信じられるように、手を替え品を替え洗脳する。
どこかのタイミングで、その人が、
「あっ、これ治るやつだ」
と思えたら、治っていくやつ。
お客さんの体は、私のコントロール下にないんですよね。
私が治ると思っていても、その人が思っていなければ治ることはない。
私がやるべきことは、その人が良くなって卒業していく姿をイメージすることか。
なんでだろう、どうしたらうまくいくかな?って真剣になるといいことないのかも。
でも自分の腰痛も、腰痛だという認識が無くなったら出なくなった。
出てもどうせそのうち治ると思っているから、そのうち治ってしまう。
自分が出来ること、得意なことは、出来るから出来ると思えるのか、出来ると思うから出来るのか。
人生は中々面白い。
答え合わせはまだまだこれから。