スペイン風邪と同じ轍を踏んではいけない
100年ほど前に世界的に流行したスペイン風邪。
多くの人が感染し、多くの人が亡くなった。
しかし、スペイン風邪には別な視点も必要なのです。
多くの人が亡くなった理由の一つに、医原病があるのです。
医原病というのは医療を受けることによって発生する病のこと。
薬の副作用だったり、手術の後遺症だったり、そういうもののことです。
医療を受けなければ、そのようなことにならなかったというものを医原病というのです。
スペイン風邪の多くの人が亡くなった理由の一つは、
「アスピリンの過剰投与」
があったと言われています。
解熱鎮痛剤を過剰に投与したため、免疫が暴走して亡くなった方がいるのです。
上記のリンクは2009年の新型インフルエンザの時の反省を踏まえた考察記事です。
そちらにスペイン風邪とアスピリンについての記述があります。
5.の項目のところに、「恐れなければならないのは、ウイルスよりも過剰治療である」とあるのがなんとも皮肉ですね。
ウイルスは弱った人を死に至らしめることはあるけど、健康な人を死に至らしめることはない。
しかし、医療行為は健康な若者を死に至らしめることもあるのです。
風邪をひいて熱が出ると、解熱剤を飲んだりする人が多いけど、熱が出ることは体がウイルス等と闘うための環境作りの一つです。
ウイルスをやっつけるために熱を出しているのに、その熱を下げるというのはウイルスに対して丸腰になろうとしているのと同じ。
そんなことをするから、ウイルスに負けて、肺炎を起こしたりするのです。
コロナ禍は多くの人が入院できず、自宅療養が必要とされています。
自宅療養の際、恐怖心を煽られた人たちが、自ら薬を過剰に飲んでしまう可能性もあります。
若者が重症化すると聞くけれど、もしかしたら薬を大量に飲んでしまっている人もいるのではないかと思ってしまいます。
そうじゃなくても、軽症の人が不安だからと救急車を呼んでしまったり、十分パニックになっているようです。
インフルエンザと同じように、町医者に掛かることが出来て、相談できていれば、そこまで怖がらなくてもいいと思うのです。
インフルエンザは治療薬があるという人がいるけど、インフルエンザを治す薬なんてありません。
タミフルという薬も、発熱を一日短く出来るかどうか程度しか効きません。
実際は、本当の特効薬があるかどうかではなく、薬があるという安心感が欲しいだけかもしれません。
薬を求めなくても、健康な体があればそもそも不安になる必要がないのです。
恐怖を煽られなければ、特別健康でなくとも、普通の体でも十分対応できるのです。
80代の感染者の方でも、大半の方は元気になるわけですから。
スペイン風邪も、当時はアスピリンで治療することが良い治療と信じてやっていた訳です。
今の専門家もワクチンが正しいと信じてやっていますが、それが正しいという保証はありません。
多くの人がやっているから、大丈夫じゃないのです。
スペイン風邪も、多くの人がアスピリン投与を受けて、甚大な被害を出したのです。
こういった、医療関係者にとって、都合の悪い情報はあまり表に出ませんから、自ら調べなければ、自分の身を守ることも出来ないのです。
スペイン風邪の同じ轍を踏まないことを期待していたけど、同じことを繰り返しそうです。