お客様扱いしない
整体は医療じゃないから、患者さんと言う言葉を使わないほうがいいそうです。
なので、患者さんと言う表現をやめています。
そして、私はお客さんと表現をします。
お客様ではなくお客さん。
訳あってお客様扱いはしないのです。
お問い合わせをいただいた際も、初めは○○様と返事をすることはあるけど、基本的には〇〇さんと呼ぶようにしています。
お客様扱いしないのはなぜか。
それは、上下関係を作りたくないからです。
年齢の上下はあっても、立場上の上下はいらないからです。
私の仕事は痛みをとるお手伝いです。
私が施術をする『だけ』で痛みが取れるのであれば、来てもらうだけでいいのですが、そうはいかない。
お互いに協力しないと痛みを取ることが出来ないからです。
筋肉に力を入れられるのは本人だけ。
痛みが無くなったかどうか答えられるのは本人だけ。
でも、本人の力だけで痛みが無くなるのなら、そもそもしまもと整体に来ない。
偉そうに先生ずらしたとしても、本人にも頑張ってもらわないと良くならないのだから、私も偉そうにも出来ない。
でも、お客さんが偉そうにして、私の機嫌を損ねたら、私は施術でいくらでも手を抜くことも出来る。
必死にやっているふりをして、手を抜けば、本人には判断がつかない。
だから、私も本気でやらないといけないし、本人にも本気で向き合ってもらわないといけない。
協力して一つの目標に向かう、協力者なのです。
なので、○○様という表現は、施術を受けてもらう前の形式だけなのです。
私は自分で自分の施術はすごいと思っています。
でも、施術を受けに来てもらえないと、すごいことが出来ないのです。
なので、上とか下とかなく、対等な目線で接したいと思うのです。
もちろん友達じゃないのだから、一定の礼節は持っているつもりですが、対等でいたいと思ってます。
過剰な気遣いとかは私は出来ないししない。
まぁある意味サービス業には向いていない。
どちらかと言えば職人気質。
だけど、頑固一徹の職人でもない。
現代風の職人ってこんな感じなんじゃないかなと思います。