認知行動療法
腰痛の治療法として、注目を集めていたと思っていた、
「認知行動療法」
なかなか浸透してない気がします。
腰痛の人には、私は人生を変える幸せの腰痛学校をお勧めしています。
腰痛は施術で楽になることはあっても、根本的な解決にならないので、根本的に解決したいのなら、読書療法がお勧めです。
その読書は、認知行動療法を疑似体験できるからです。
腰痛は何が原因とか、こういうことを気をつけなきゃいけないとか、腰痛もちの皆さんは、ある程度の知識はあると思います。
しかし、その知識が実は腰痛をより治らないものにしている可能性があるのです。
人は自分の信じたものしか見ないし、信じたように現実が作られる側面があります。
レモンを想像するだけで、口から唾液が出てくるように、頭で想像すると、それだけで体は反応するのです。
つまり、悪くないものでも、悪いと想像するだけで悪くなることがあるのです。
それは、実は善意の人のアドバイスだったり、何の気のない言葉だったり、そんなものの積み重ねだったりします。
本当は気にしなくてもいいことを気にしていたりする。
本当はやらなくてもいいことをやっていたりもする。
人は思い込みによって、病気にもなるし、元気にもなるのです。
それをいい方に導くのが認知行動療法です。
腰痛持ちの人には読書療法をお勧めするし、手首痛の人には私は施術と、アドバイスで行動を変えるように促しているのです。
やってはいけないと思っていることをやってみると、やっても大丈夫と知ることが出来る。
やってはいけないと思っていて、やりもしなければ、やっても大丈夫かどうか知りようがない。
思っているだけで、実際は違っていたとしても。
怖いと思っていても、何かにチャレンジすれば、何かの学びもあるし、解決の糸口を見つけることもある。
でも、開けてはいけないパンドラの箱だと思って開けなければ、その先を知ることはない。
腰痛の世界でも、認知行動療法が一般的にならないところを見ると、本当に良くなるために大事なことは広まりにくいんだなと思います。
人の認識を変える、イメージを変えるって、大変なんです。
それこそ宗教のようなもので、その人が変わりたいと思わなければ、そもそも変えることなど不可能。
変わりたいと思っていても、怖いと思ってチャレンジしなければ、変えられるものも変わらない。
人の信じるものを変えなきゃ治らないのだから、一筋縄ではいかないのです。
そして、治らないほうが得をする人たちもいて、それを上手に利用する人もいたりするのだから、大変なのです。
大きな組織で、何かの専門医になれば、その症状が無くなることは、その症状で食べていけなくなることを意味するのです。
個人レベルなら、何とでもなることも、組織になればそうはいかない。
コロナ禍で、専門家が終わらせる気がないのが、とても可視化されているのですが、多くの人はそういう視点で見ないから、気付かない。
腰痛に対しても、本当に腰痛を終わらせたければ、認知行動療法に本気で向き合うのが一番の近道だと思う。
でも、その方法は大変だから、他の方法でどうにかしようとみんな足掻くのです。
2 件のコメント
まったく同感です。わたしも長年腰痛と付き合い、外科の一部の治療方法には見切りをつけ、整体系もいろいろ試しましたが最終的には認知行動療法と一部の整体系の効果のあった療法を組み合わせることでここ数年は克服しています。以前しまもとさんに手首の施術をいただいたときの会話でもその手の話題で共感したのを思い出しました。
自分の身体を使って、固定観念を廃し『効果のある』ことを試していくのはある意味楽しささえ感じます。
T.Tさん、コメントありがとうございます。
本名を入力されていたので、イニシャルに変更させていただきました。
本名を公開したいということでしたら、またお知らせ下さい(無いと思いますが)
Tさんは昨年の初夏に来られていましたね。
一度きりになっていましたが、その後は改善されているのでしょうか?
整体で腰痛を楽にしながらも、腰痛に対する情報を更新したことで克服出来たのでしょうね。
信じていた世界が変わって、身体も変わっていくと、世の中の常識を疑うことが出来るようになりますよね。
私は施術を通して、多くの経験をさせていただいているので、とても楽しいです。