筋肉痛と関節痛
筋肉痛と関節痛、別物だと思っている人が大半だと思います。
でも、実は筋肉由来の痛みが関節に出るというのはわりとよくあることです。
この最近キックボクシングを再開したのですが、あちこち筋肉痛になります。
筋肉の血流がいい状態で、筋肉の損傷が起きれば、筋肉痛になります。
しかし、筋肉の血流が悪い状態で筋肉の損傷が起きれば、関節に関連痛が飛ぶことがあります。
私の主観的な表現なので、正しいかどうかは不明ですが。
私が今まで何度か関節の痛みを感じてきましたが、総じて筋肉に血流がいきわたっていないと感じるときでした。
生身の筋肉は柔らかいのですが、関節に関連痛を飛ばす筋肉は、干物のような感触を感じることが多いです。
筋肉の水分を奪っていけば干物が出来るのです。
牛肉と、ビーフジャーキーの違いのようなものです。
もっと細かく言えば、牛肉の入ったパックを、一部だけカッターで切れ込みを入れて、外気に触れる状態にします。
そうすると、外気に触れているところは、水分が無くなってきて、硬くなってきます。
硬い筋肉というのはそういう感じです。
干物のように固くなった筋肉を柔らかくする。
動きの悪くなったドアノブに、油をさすように。
ドアノブにただ差せばいいってもんじゃない。
右に左に動かしながら、浸透させていく。
段々動きも良くなっていきつつ、油もいきわたっていく。
そんな感じ。
油の切れた機械のような関節というのは、動きの悪くなった筋肉からの感覚異常。
動かさなければ直るなんてことはないのです。
動かさなければ固着するのは、機械も人間も同じ。
若い頃は関節痛は起きにくいだけで、若くても起こる。
ただ、年齢を重ねると、関節に痛みが出る頻度は増えていく。
それを年のせいと思うのか、筋肉のしわざと思うのか、人生の分かれ目です。