不幸の連鎖
スポーツは大好きだけど、体育会系が大嫌いな島本です。
体育会系って、目上の人間の言うことは絶対で、理不尽を受け入れるみたいなところがありますよね。
私は大嫌いです。
耳障りの良いスローガンを抱えておきながら、現実は私利私欲の追求だったり。
お前のために言っているんだ!と言っていながら、自分の要求を通そうとしていたり。
目上の人間にはペコペコ、下の人間には横柄。
社会にはこういうものがつきものです。
多かれ少なかれどこにでもこういう現象が起きています。
白い巨塔という、医療系のドラマでも描かれていましたよね、上の言葉は絶対。
教授がカラスは緑だと言えば、周りのドクターは皆、「緑です!」と声をそろえる世界。
組織の為には嘘も方便。
今までそうだったんだから、今さら変えられない。
みんながそうしているんだから、私一人では変えられない。
不幸の連鎖です。
先輩に理不尽にしごかれたからと言って、後輩を理不尽にしごいていいということにはならない。
会社で上司にズタボロにされたからと言って、家族に八つ当たりしていいわけではない。
だいたい、問題が強者から弱者に向かうのです。
いつの時代も虐げられるのは弱者ばかり。
医療が正しく是正されないと、その不利益を被るのは患者。
だけど、今は患者でなく、病院に寄り付かない一般市民も不利益を被っている。
Twitterの某医師のtweetです。
お金の力は偉大。
悪用されると暴力ですね。
この内容が正しいかどうかは分かりません。
が、考えてみればそうだよなぁと思う内容です。
大学は研究費用を国や企業からもらうから、企業に都合の悪い情報は出せなくなる。
企業に何もメリットの無い研究には費用は割かれない。
テレビのスポンサーは製薬会社だったりするから、都合の悪い情報は流れない。
病院に行かなくても良くなるような治療法は見つかっても、病院がそれを取り入れることはない。
誰がこの不幸の連鎖を止めることが出来るのだろう。
誰か一人が止められるものではない。
一人一人が考えて、ちょっとずつ変えようとしていく以外に方法はないと思う。
おかしいよね、の一言を発するだけでも変わっていく可能性がある。
みんながやっているから、というだけで、みんなが選択をしている限り不幸の連鎖は続くのです。
そして、その歪さをぬぐうのは若い者たち。
これから生まれてくる子たちかもしれない。
生きること死ぬこと
健康と不健康
幸せと不幸
個人とみんな
大人になったのなら、自分の考えも持っていたい。
他人事ではなく、自分事として考えないと。