思い込みの力
思い込みの力は強烈なのです。
東洋経済オンラインの記事です。
本当は癌でもないのに、癌だと思い込んでしまった人が亡くなってしまったという話です。
他にも思い込みだけで、やけどするという話もあります。
ノセボとか、ノーシーボのお話です。
思い込みの力で、様々な現象が起こるので、身体の痛みが「どこかの損傷のせいだ」と思い込むと、治らなくなるのです。
そういう方は、その思い込みを払拭するには手術という儀式をしないといけなくなります。
思い込みで良くならなくなっている人は、手術をすることによって、治る人も出てきます。
しかし、思い込みが無くなったところで、元々の原因が解決するわけではないので、手術したのに良くならないという人もいるわけです。
これがあるから、私は必死に発信しているのです。
靱帯が切れていて、痛みが出ているなら、私の施術は効くわけがないのです。
軟骨が傷んでいて、痛みが出ているなら、私の施術は効くわけがないのです。
腱鞘が断裂していて、痛みが出ているなら、私の施術は効くわけがないのです。
理由の如何に問わず、炎症が原因で痛みが出ているなら、私の施術は効くわけがないのです。
上記が正しいのであれば、私の出る幕はないのです。
私は医師ではないので、上記のものを否定する権限もありませんし、否定できるだけの知識も持ち合わせていません。
ただ、私の施術を受けて痛みがなくなり、その後も再現することなくスポーツに復帰している人がたくさんいます。
その方たちも皆さん、上記のような説明を受けてきている人ばかりです。
手術直前の人もいれば、出来る限りの手術を受けた後の人もいました。
その人たちが私の施術で良くなった。
だから、上記の見立てを私は否定的に見るようになった。
ただそれだけなのです。
私の施術が全く効かないのであれば、当然私は無力です。
ただ、私の施術がその場だけでも効果が出るのであれば、私の施術は有効だと思っています。
しかし、上記のものを信じた人は動かさないほうがいいと思っているので、その場の効果のみになります。
だから、どちらを信じますか?という話になるのです。
信じるも信じないも、画像を見せられて、実際にそうなっていた。
と言われるのです。
その画像で見えるものの意味は、素人の人には良く分からないと思います。
そして、もっと言ってしまえば専門家も分からないのです。
画像では痛みを感じていそうに見えるのに、なんともない人もいるのです。
画像や数値だけで何かの診断を下すなんてことは本来は出来ないはずなのです。
このような話は、今から手術をしようという人には見てもらいたくないと思っています。
手術をするなら、手術をしたら治ると信じているほうがいいのです。
迷っているなら、とどまってほしいだけです。
その人が信じたものの責任は本人が引き受けるだけ。
だから、私は助言は出来ても、それ以上のことは出来ないのです。
手術でも、その他の方法でも良くなってくれたら、別に私の意見なんかどうでもいいのです。
ただ、施術が効いているのに、信じ切ってもらえず、良くならないのは悔しいのです。
この数年間、良くなって去っていく人を見送る一方、良くならないと言って去っていく人も沢山見送りました。
その人たちがその後どうなっているのかは、知る由もありません。
医学の世界の常識の前では、私の苦言など、屁のツッパリにもならないのです。
私の施術に見切りをつけて、他の選択肢に進んだ人でも、また施術を受けたいと思っている人はまた戻ってきてほしいなと思います。
他の方法がいいんじゃないか?と思い始めた人は、他の方法を試さないと、気が済まないでしょうからね。
そっちがダメだったら、戻って来てくれたらいいのです。
他の方法で良くなったのなら、それはそれで「よかったね」で済む話です。
そっちで良くなったから、私の方法は間違っているとはならないのです。
私の方法で良くなる人は沢山いるので、私は傷つきもしません。