コツはつかむもの
しまもと整体院に施術を受けに来た人は知っている。
寝っ転がってたら治してくれるところではないということを。
施術の際には、私がやることはそんなに多くなくて、私は口出しをすることが多い。
もっとこう動かして、そうじゃなくてこう、余計な力は入れないで。
などなど。
世間話をして、ストレス発散してもらうというのも、よほど施術の回数が増えてこないと出来ない。
やることが多すぎるから、世間話とか話を聞くということがどうしても後回しになる。
私は上手くケアが出来るように、コツを一生懸命伝えるのみ。
でも、コツは聞けばいいんじゃなくて、つかまないと意味がないのです。
スポーツの指導もそうだと思うけど、出来ることが大事なのであって、理論理屈は、手段の一つです。
こういうやり方もあるよ、こうやってみたらどう?
色んな手を替え品を替え、コツがつかめるようにアドバイスする。
だから、初めからコツをつかむ気がない人は来ても意味がない。
コツをつかんでもらおうとする前に、そもそも痛みの原因が分かっていなければ何も出来ない。
だから、施術の効果が出ないと仕事にならない。
私が触って施術の効果が出るのは当たり前、効果が出てから、ちゃんとその人の痛みが出なくなってなければ仕事として価値がないと私は思っている。
やればOKじゃない。
本人の努力がなければ良くならない。
自分の筋肉を動かせるのは本人だけですからね。
コツがつかめればOKなので、自分でやっているうちにつかめたらそれで良し。
ただ、つかめた!と思っていても、まだそれは第一段階だったりする。
段階を踏んで身につけるものがあるので、次のステージに行くために二回目三回目が必要なのです。