お客さんを選ぶ

お客さんがお店を選ぶと言うと、そうでしょうねという感じになる。
でも、お店がお客さんを選ぶと言うと、なんとなく感じが悪くなる。

しまもと整体院はお客さんを選んでます。
それはお店側のためではなく、お客さん側のためにです。
しまもと整体院はクチコミの評価が高いです。
でもそれは、諦めかけていた手首の痛みが激変して良くなったからです。
激変したという口コミを見て来る人は、同様に激変することを期待して来るのです。

だから、激変しなかったら、そのクチコミに騙されたとなってしまう。
口コミは本当に施術を受けた方の嘘偽りのない言葉ですが、対象者が違えば結果も違うのです。
だから、激変が期待できない人は、来ないようにしています。

痛みが再現できないとか、痛みは感じているけど種類が違うとかあるのです。
施術が効く動きは、『今痛い』というのを止めて説明できます。
施術が効かない動きというのは、動いているとき痛いけど、動きを止めると痛くないというのです。
なんか残像のような痛みですね。

明らかに効くだろうと思う人もいれば、この人は効かなさそうということもあるし、微妙だなぁと思う人もいるのです。
だから、あいまいな人は来てもらわないと分からないのだけど、その場合は、もしかしたら効かないかもとお話をするし、効かなさそうな時はそれも正直にお伝えしています。

誰でもお越しくださいにしたほうが、商売としてはうまくいきます。
効果があろうがなかろうが、来てもらったらお代は発生しますからね。
来ないようにすれば、その人の一回分の収益は無くなります。

施術を断るのも優しさだと思って、断っています。
見てもいないのに、治らないと決め付けられたと思わないでください。
私が力になれないというだけで、良くならないとは言っていないのです。

施術が効かなかった人でも、その後痛みがなくなったときちんと報告をもらうこともあります。
痛みは体からのメッセージだと話すことがありますが、メッセージが伝われば、痛みはそれ以上存在する価値がなくなるので、用の終えた痛みは無くなるのかもしれません。

施術が効かない場合、アドバイスは体のアドバイスではなく、食生活だとか、生き方だとか漠然としたものになります。
そういうアドバイスでもいいという場合は施術をお断りはしませんが、施術が効かないなら行く価値がないと思う方は、来なくていいのです。

施術の価値なんて、受ける人次第ですからね。
施術の価値を感じてくれる人、施術の価値を高めてくれる人（結果が出るようにケアを頑張れる人）が受けてくれたらいいのです。

私は、施術を行って、施術の効果を感じてもらって嬉しい。
施術を行って、お代をもらって嬉しい。
施術を受ける人は、施術で痛みが改善して嬉しい。
自己ケアの方法を聞いて、自分で出来るようになって安心。
そういうお互い、Win－Winがいいんです。

利益相反にならないよう、意識しているのです。