鬼滅の刃
先日初めて、鬼滅の刃を見ました。
無限列車編。
テレビを持たなくなって早16年。
流行りものをほとんど見なくなってしまった。
でも最近、参政党の街頭演説の動画を見ていて、神谷さんが鬼滅の刃の話をしていました。
死にそうになった煉獄さんが、鬼にならないか?と誘われても、断固断った。
死ぬ間際に、亡き母の言葉を思い出して、鬼にはならない!
と断固拒否して死んでいくと。
「今だけ、金だけ、自分だけ」
そう思いながら、自分たちの利権に都合のいいことをやっている人が沢山いる。
でも、鬼滅の刃の煉獄さんは、母親から言われた、
「弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務」
という言葉を守って、死んでいく。
そしてそれを見て多くの人が感動している。
自分の為ではなく、人を守る、国を守る、そういう大和魂を持っているから感動しているのだと。
みんな、大和魂を持っているから、この日本も変えられると鼓舞していたのです。
鬼滅の刃を見ていないけど、多分こんな感じだろうなと思っていたのですが、せっかくの機会だからとDVDを借りて見てみました。
子供向けのアニメなので、子供っぽいなと思う演出も沢山あります。
でも、心に響く言葉とかが結構ちりばめられている。
鬼というのは、元々は人間で、様々な事情から鬼になっているというもの。
鬼になれば不老不死になれるという。
鬼になれと誘われた煉獄さんは、
「老いることも死ぬことも
人間という儚い生き物の美しさだ
老いるからこそ
死ぬからこそ
たまらなく愛おしく尊いのだ」
と言うのです。
人は弱いからこそ、仲間と共に戦う。
弱いから、助け合う。
死があるから、生きている時間を大事にする。
日本人の死生観を問う、そんな漫画なのかもしれないと思った。
強い者が弱いものを守り、守られて成長して強くなったら、また弱いものを守る側に回る。
自分が良ければいい、今だけ良ければいい、お金が手に入ればいい。
そんな欲で動いている人は鬼だ。
鬼滅の刃を見て育った子供たち、今見ている大人たち。
みんな、自分は鬼になっていないか、振り返りながら美しい生き方をしてもらいたい。