アドバイスして良くなる人良くならない人
施術を受けに来るお客さんは、皆さん良くなりたくて来ますよね。
私はたまにプライベートの場所で、ケアのアドバイスをすることがあります。
そこの人たちは、私が凄い整体師とは全く思っていない。
だから、プラセボという可能性を除外出来る。
そんな状態からでも効果を出せるのか、実験にもなるのです。
バドミントンのサークルとか、キックボクシングのジムだとか。
ある程度顔見知りになった人たちが、痛そうにしているのを見るのはしんどいというのもあります。
でも、そこでアドバイスしても、良くなる人もいれば、良くならない人もいる。
まぁ当たり前の話なんだけど、興味深いなと。
まず、良くならない人の特徴。
①治らないと思っている
②自分で治せないと思っている
③プロなら治せると思っている
まず①の治らないと思っている人は良くならない。
これは、どこかの損傷が原因だと思っている、とか、年だから無理と思っているなどですね。
病院で診断されたから、治らないと思っている人は、アドバイスしてもやろうとしないので無理ですね。
病院で言われた診断の、つじつまの合わないところとか指摘していると、ムキになって反論して来ることすらある。
損傷していると信じたいのかな?
そういうスタンスだと分かれば、私はもう二度とアドバイスしようとは思いません。
②素人の自分には無理と思っている。
ちょっと私が触って痛みの変化が起きても、自分でやっても効かないから、自分では無理だと思っている人もいる。
そりゃ、一回聞いたからと言って、すぐ出来るというのは無理な話。
でも、自分でもどうにか出来ると信じていれば、こうかな?これはどうだろう?などと工夫も出来る。
出来ると思ってやれば出来ることも、出来ないと思ってしまえば出来るようにならない。
やればいいのではなく、効くようにやらないといけない。
③これは②と同じように思われるかもしれないけど、ちょっとニュアンスが違う。
その痛みに対して、病院とか、整骨院とかで治療をしてもらっているという人。
プロにやってもらっているからと、私のアドバイスも同列に受け取っているのです。
通っている整骨院でも、筋肉ほぐせと言われた。
そのほぐせと言われたものと、私のアドバイスは全然別物なのに、同列に受け取っている。
だから、やればいいのね、ハイハイくらいにしか思っていない。
プロのレベルがピンキリであることを知らない。
そして、私がその方面で異常な結果を出す整体師だと知らない。
最後の③は調子に乗ってると思われるかもしれないけど、痛み取りにおいては、私は並みの整体師ではないと自負している。
だから、その辺の整体師とかと同じように思われると、ちょっと癪に障る。
同じようなアドバイスをしても、真摯に受け止めて、本気で取り組んだ人たちはどんどん良くなって、ものすごい感謝される。
先日もキックボクシングのジムで、足が痛くて蹴れないと言っていた人に簡単なアドバイスをして、その後激変して、すごく感謝された。
もう、無理だと諦めかけていたのに、ちょっと触られただけで激変して、それで自分でもしっかりやるようにしたら、ちゃんと痛みが出なくなってきたと。
私がやる筋肉のケアは、本人が筋肉を動かさないと成り立ちません。
だから、本人がやる気にならなければ、良くならないのです。
良くならないと思っている人は、私が筋肉を押しても、ちゃんと動かしてくれないから、明確な結果が出ない。
自分では出来ないと思っている人は、ハナから諦めるのだから、出来るようにならない。
一朝一夕で出来なくても、自分の身体だから、ちゃんと向き合っていれば出来るようになるはず。
握力だって、だんだんついてきたりするもの。
やれば出来ることでも、やらなかったら出来るようにならない。
その辺の整体師やリハビリの人と同じようなものと思っている人は、病院や治療院でアドバイスを受けているから、私から聞かなくてもいいと思っている。
そんな風に思われているなら、もうアドバイスなんかしないのです。
もったいないなぁって思うだけ。
キックボクシングのジムの人は、何かお礼をしたいと言っていたので、もしかしたらそのうち、お礼の品をもらってお店に飾ることになるかもしれません。
ギブ&テイク。
お金ではないもので返ってくる。
そういうのもいいですよね。