ツボ
今までに何度も書いてきた内容。
筋肉のケアはツボ押しじゃない。
過去のブログを検索したら、二つタイトルにツボのこと書いてた。
どちらもそれぞれ面白いからシェアする。
なんで何度も書くのか。
それは、沢山の人がそう勘違いしているから。
手首を痛めている人だけでも、もう千人以上見て来ているわけです。
みんな考えることは似ているのです。
どこ押したらいいのか、マーク書いていいですか?って何回聞かれたことか。
押せばいいってもんじゃない。
そして、筋肉を押して痛みが無くなっていることを、痛みが取れるツボを押されているくらいに思っている人もいそう。
損傷しているのだから、根本は治ってないけど痛みだけ取ってくれるのよね。
くらいに思っている人いませんか?
そんな考えをしている限り治らないんですよ。
一時的に痛みが治まっているだけだと思った人は、こんなんじゃ治らないって勝手に思うんだから。
損傷が原因だと思っている人は、良くなりません。
医学を完全に否定できるかどうかも、良くなるために大事な条件なんだろうなと思います。
一生懸命、どうやったらその人がきちんとケアが出来るか、考えて接しているんだけど、そもそも根本から考え方とか意識が違う人には届かないんだろうなと思うんです。
効かせるには、場所、動かし方、強さの全部が揃わないといけない。
どこを押せばいいんですか?くらいの意識ではどうしようもない。
どうやったら、もっと効くだろう?
効いてはいるけど、治らないのなら、もっと効かせるにはどうしたらいいのだろう?
自分には何が足りないのだろう?って貪欲に痛みと向き合ってほしい。
私は筋肉のケアで良くなるって言っているけど、簡単に治るとか言ってませんからね。
すぐ良くなってしまう人もいるけど、そういう人は少数派。
基本的には痛みとしっかり向き合って、乗り越えなきゃいけない。
施術を受けたら、変化はすぐ感じるよ、と言っているのを、簡単に治るよと勘違いされているのか?
それでも、手術をするよりはるかにリスクも少ないし、負担も少ない。
安静にしてもまた痛みがぶり返すのに、何か月も固定するとか無駄な時間を過ごす必要もない。
靱帯や軟骨なんか、痛みを感じる組織でもないのに、なんで骨折以上の期間痛み続けるんだよと。
医学を否定する権限なんか、整体師にあるわけがない。
分かっているけど、医学の意見を明確に否定しないと、救える人も救えない。
立ち向かっても勝てない巨大利権。
戦ってはいけないと分かっていても、同じ痛みで苦しみ乗り越えた自分だから、乗り越えられることを共有したいと思ってしまう。
常識を敵に回しているから、四面楚歌。
痛みで苦しんでいる人の為に頑張っていると思っているのに、その人たちとも分かり合えていないと気付いたら、孤独感半端ない。